ゲーム分析レポート

4/28(日) 東京都女子サッカー大会 準決勝
    VS.FC PAF 〇3-2(1-0、2-2)

reported by 廣瀬義貴

決勝を争う相手となったのは昨季、関東リーグに所属していた FC.PAFであった。 今シーズン関東リーグ昇格を目指す上で我々の現状の力が分かるであろう試合になると思っていた。試合は開始直後から今季より取り組んできた守備により相手陣内で攻守においてプレーでき主導権を握る。
攻撃では約1ヶ月トレーニングしてきた『3人目の動きの質』『前線への配球』の2点の各ポイントが随所に発揮され、得点の匂いが強く感じられた。
開始10分、相手の激しいチャージに対し右SBの選手が負傷退場するというアクシデントに見舞われるも交代で入った選手が落ち着いてプレーしてくれた為、流れを変えず戦えた。
そして前半終了間際に中央を攻め立てスフィーダらしく崩し先制点を上げる。とても良い時間に先制できたのは後半に向け大きな1点となった。

ハーフタイムでは、攻守において現状の戦いを続けること、その為に運動量を落とさない。それから前半で負傷した選手の為にも絶対勝つことと大きな改善もなく後半に挑んだ。

後半5分、後半も相手陣内でプレーできてた中でプレスによりPAエリア付近でボールを奪い落ち着いてボールを回し後方より走りこんできた選手がゴールで2−0。ここからは追加点はもちろんのこと、様々な選手を使いより攻撃的に戦うことを意識し攻撃的な中盤、SBの選手を投入した。

しかし前がかりになったスフィーダに対し中盤からサイド奥を取られ始めセットプレーより2点をあっという間に返されてしまう。その為、今一度開始直後のように戦うため交代した2選手を入れ戻し試合の流れを取り返すことにした。
試合は傾きかけてた流れを取り戻せたが選手達が慌てているのは目に見えた。それでも、またも中央から攻め立てミドルシュートが突き刺さり3−2。 残り時間が短くなり、より緊張がます試合の中、今シーズン前に負傷し最近復帰した3年生を投入し試合を最後は精神的にも落ち着かせて戦い試合終了。

とても素晴らしい相手に対し勝利出来たことは大きなことだが、より攻撃的にシフトしなければならなくなる場面は今後絶対出てくる。 そういった時のリスク管理、少ない人数でも要所を締める、セットプレーも攻守においてポイントとすることなど、戦いの幅をより広げていく必要性を改めて感じた試合となった。
次の決勝までに1つでも2つでも幅を広げられるように良い準備をしてきたいと思う。



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