ゲーム分析レポート

4/14(日) 東京都女子サッカー大会 準々決勝
    VS.SOCIOS.FC 〇1-0(0-0、1-0)

reported by 楠本洋之

予選グループで首位通過を争っていたSOCIOS FCの予選グループ最終節の結果を受けて、得失点差でグループ2位となった。大会レギュレーションにより、昨年同様ワイルドカードでの決勝トーナメント進出が決まり、一回戦は再びSOCIOS FCと激突した。


力差は客観的に見ても五分五分。但し、昨シーズンからあまり勝てておらず苦手意識の様なものはある。その苦手意識をここで一気に消し去りたい所である。


立ち上がりからボール保持は出来ていて、相手陣内でプレーする機会が多く、選手達にも「やれる」という感覚はあったと思う。相手の球際や空中戦での強さやカウンターでの鋭い攻撃は相変わらず怖さを感じたが、うまくバイタルエリアに進入することも出来ていた。しかしそこから先、ゴールに直結する攻撃やシュートの回数が少なく正に一進一退の攻防で前半を終えた。

ハーフタイムには中盤を形成する三人、特に守備的に役割をこなすことが多かった二人に、「評価はゴールだ」と伝えると、後半立ち上がりにシュートを放ち、その意識を示してくれた。そして決勝点となった待望の先制点はボランチの選手がコーナーキックのこぼれから決めたもので、意識を攻撃的にシフトしてくれた事に成長を感じた。


結果的に勝ち切る事ができたが、この試合では交代で入った3選手がそれぞれの役割を遂行してくれた為、今シーズンから始まったメンバー入り争いがうまく機能していると感じる事ができた。


日頃のトレーニングから切磋琢磨し、チーム内での争いに勝つと共に、SOCIOSを始め強豪ひしめく都リーグやプリンセスリーグで力を付け、悲願の関東リーグ昇格に向けて、の大会も決勝進出を目指しステップアップの場として活かしてほしい。



ページを戻る