ゲーム分析レポート

10/7(日) 東京都女子サッカーリーグ1部リーグ第5節
    VS.フィオーレ武蔵野FC○3-1(2-0、1-1)

reported by 楠本洋之

4試合を終えて未だ勝利無しの東京都1部リーグ。もちろん簡単なリーグでは無い事は百も承知であるが、クラブとしてこのカテゴリーの最重要目標は、このリーグで優勝し関東リーグに昇格することだ。今季の優勝の可能性は消えてしまった為、「残留」を目標に切り替えて何とか初勝利を掴みたい一戦。

先のクラブユース選手権東京都3位決定戦で対戦したフィオーレ武蔵野との対戦は、昨日までの取り組みの成果を確認する絶好の機会だ。ポイントはワンタッチプレーと守備時の圧縮。どちらも一定の評価が出来る結果で、非常にポジティブな試合となった。もちろん、まだまだ荒削りではあるもののコントロールやパスなど基礎技術の向上やチャレンジ&カバーなどの守備戦術の精度が目に見えて上がっており、選手達がしっかりと取り組んでくれている事を感じることが出来たので嬉しく思う。そして、相手監督から「クラブユース選手権の時とまったく違う」と言って貰えたのは自信になる。私自身も、ワンタッチプレーと相手の力のベクトルを意識したコントロール、ボールホルダーの前方に選択肢を増やす意識などトレーニングで言い続けて来た事が形として表れ始めたのは良い傾向だと感じている。何よりも今季リーグ戦において嬉しい初勝利となった事で選手も少し気が楽になったことだろう。

リーグ戦はここで一休みし、2週間後にクラブユース関東予選が始まる。今日の試合で立ち止まらずに、ワンタッチプレーの精度、身体の向き、そして守備戦術をラージグループですり合わせ、もうひとつステップアップして関東予選に挑みたい。




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