ゲーム分析レポート
9/29(土)U-18プリンセスリーグ 第5節
VS.日テレ・メニーナFC ●1-2(1-1、0-1)
reported by 楠本洋之
全日本ユース東京予選準決勝で0−10と大敗した相手との再戦は、自分達の取り組みの成果を見る絶好のタイミングとなった。前回は日テレ・メニーナという世代のトップオブトップに初めて挑める機会だった為、ノーガードで突っ込み、“差”を知った。今回はその時感じた足りない部分を徹底的にトレーニングに落とし込み、この試合で成長を知りたかった。そして前回のようにノーガードではなく、ある程度守備を意識したシステムで試合に入り、失点を減らすというテーマを持たせた。開催中のU17W杯に2名、怪我で1名と、前回対戦時の得点機の多くに絡んだ3名の選手を欠く相手だったが、それを差し引いてもトレーニングの成果とテーマの共有が見られ、一定の評価を下すことが出来る内容となった。取り分け、アンカーに置いた選手と、ここ最近のトレーニングで躍動しているCBの選手がほぼ完璧に近い仕事をこなしてくれた事が、失点の減少につながった。
攻撃時には、前に収まる回数が少なかった事と、収まってもSBの攻撃参加の意識とタイミングが悪く、相手陣内でのポゼッションが機能しなかった。守→攻の切り替えのスピードを上げていく事が今後の課題である。また、失点シーンはセットプレーのマークのズレと、ビルドアップ時の「無くしたいミス」からのもので、どちらもトレーニングに落とし込む必要がある。
この試合を終えての率直な感想は、「次に進める」ということ。約1ヶ月のトレーニングで選手達がその成果を見せてくれたので、10月20日に開幕する全日本ユース関東予選に向けてラージグループの守備に取り組み悲願の全国大会出場を掴み取りたい。