ゲーム分析レポート
9/1(土) 全日本女子ユースサッカー選手権大会東京都予選 3位決定戦
VS.フィオーレ武蔵野FC○2-0(0-0、2-0)
reported by 楠本洋之
メニーナ戦の大敗から1週間、トーレーニングでは選手達もこの日の試合に切り替えて意識高く取り組んでくれた。目指すのは勝利のみ、ユースカテゴリーで初の関東大会進出をかけて古豪フィオーレ武蔵野に挑んだ。試合展開は予想通りボール保持の時間は長いがバイタルエリアへ進入する時に怖さを出せない為、気の抜けない展開が続く。チャンスを作り出すも最後の局面でのプレーに迷いが見られ決定機の数も少ない。点を取る気持ちを前面に押し出し、強引にシュートまで持ち込む強引さが欲しい。主導権を握ったまま、しかしスコアレスで試合が終盤差し掛かる。76分、今まで影を潜めていたスフィーダらしい攻撃でフリーになったFWがついに均衡を破る先制点。関東大会進出を大きく引き寄せた。続く78分に混戦から強引に押し込んで試合を決めた。
3位という結果に満足は出来ないが、目標である関東予選進出を果たせたのはクラブとしても大きな一歩となった。この試合、学校行事で不在だったメンバーの穴を埋めたのは、U15カテゴリーの選手だった。直前に合流し、調整時間の確保も出来なかったが、チームにしっかりとフィットし得点という結果を出したことは、クラブの育成の成果を証明するとともに既存のメンバーにもプレッシャーを与える機会となった。
関東予選まで約1ヵ月半、次なる目標である全国大会出場を目指してレベルアップを図りたい。今大会で感じた課題のひとつ「基礎技術の向上」にしばらく時間を費やしていきたい。