ゲーム分析レポート
7/15(日) 全日本女子サッカー選手権大会東京都予選準々決勝
VS.文京学院高校 ●0-3(0-0、0-3)
reported by 楠本洋之
今大会熱望していた高校チームとの対戦、成立に続き文京への挑戦権を得ることが出来た。立ち上がりから相手の勢いに押され、風上というアドバンテージも大きくは生かせずピンチを招く。しかし起点となる選手にうまくボールが渡り、狙い通りの攻撃をすることが出来ていた。一進一退の攻防、と表現できる戦いは出来ていたのではないかと振り返る。文京は想像以上にテクニカルで、フィジカルでも大きく上回っていたと思う。後半のビッグチャンスを決めることが出来ていたなら結果は違ったものになったかもしれないが、それが叶わなかったのが今の力ということだろう。
この準々決勝を戦ったことで、自分達に足りないものを大きく埋めることが出来た。そして自分達の力(現在の自己評価)に自信が持てたのも事実である。選手達は試合中に成長してくれた。嬉しかったのは、ピッチ内で色々と感じながらプレーしてくれていたと知ることが出来たこと。前半を戦って私自身が感じた、システム・選手配置の違和感をピッチ内でも感じてくれていた。ハーフタイムに選手と意見交換をしてシステムと選手の配置を変えた。これがうまくハマって後半立ち上がりからビッグチャンスまではチームが機能した。ピッチ内でリーダーが生まれつつあることは喜ばしいことである。これからも試合の流れを感じることの出来る選手を育てて生きたい。
試合終了後に両チームに送られた多くの拍手と声援はスコアとは裏腹に拮抗した試合を展開できた証であると思う。関東大会進出の目標は叶わなかったが大きく成長できた大会であった。8月に開幕するクラブユース選手権予選に向けて日々のトレーニングに励みたい。