8/15(土) 都立若葉総合高校 ○8-0(2-0、6-0)

reported by 川邊 健一

全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会東京都予選がついに開幕した。本大会は、トップが先に優勝し関東大会進出を果たした全日本女子サッカー選手権大会の高校生部門であり、中学生部門のU-15では東京都予選で優勝し、関東予選も突破、全国3位まで辿りついたものと同じ大会になる。

このチームの構成はトップチームの高校生8名+ユース高校生3名、そしてU15大会に出場していた中3&中2の合計25名だが、トップの全日本女子サッカー選手権大会(7/26まで)、U15全国大会(8/10まで)の兼ね合いなどで高校生と中学生がただの一度も調整しておらず、即席チームと言わざるを得ない。しかし、調整はしていないものの、スフィーダのコンセプトは各カテゴリー統一されたものであり、選抜チームのようなものとは若干意味が違う。不安要素はもちろんあるが、それでも各カテゴリーがそれぞれの大会において結果を残しているからこそ、一度も調整できない状況が産まれたわけだから、それを考えれば非常に嬉しい悲鳴でもある。今のチームに出来ることは、与えられた状況の中で、また与えられた時間の中でベストを尽くす、ただそれだけだ。

この大会には数々の強豪高校も参加しており、また、それらのチームは全て、今までの時間を共に共有してきている。そういう部分では不利なのかもしれないが、無い物ねだりをしても何も始まらない。何も起こせない。私達は今できる全てのことを試合を通じて残して行く他ない。だからこそ、この大会も毎試合ごとに成長していくことが必要不可欠だと思っている。

その初戦は都立若葉総合高校。相手は、終始引いた形で、そこを突き崩すのは簡単ではなかった。相手の守備網に引っ掛かり、簡単に得点まではたどり着けなかったが、セットプレーから先制点を奪うと、時間の経過と共に得点を積み重ねられた。この大会においても勝利が全てであり、それが第一優先である。だからこそ結果を得られたのは非常に重要だ。
また、試合の中で交代枠一杯の5つの交代を行ったが、様々なパターン、様々な選手(中3)を出場させ、チームに合わせることが出来たのは非常に大きい。思っていたよりも違和感なくプレーしてくれることができたことからも、やはりチームの方向性が1つの方向に向かっている証明だと感じられた。中3選手達は身体能力も高く、中3になってから技術的にも大きく飛躍している選手が多い。チームにとってはそれが手助けとなっていたように思う。

何はともあれこれで2回戦進出の権利を得ることが出来た。明日もベストを尽くし、必ず勝利したいと願っている。

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