4/6(日) 17多摩SC ○3-0(2-0、1-0)

reported by 楠本洋平

U-15春季強化合宿を経て迎えた東京都大会予選リーグ第2節。U-15選手権メンバーがユースの大半を占めるだけに合宿で高めた連携面をこの試合でも発揮してくれればと考えていた。

相手は、17多摩一昨年まで、トップチームと同じ1部リーグに所属していた古豪である。先週のチャレンジとはまた違った大人の相手。ましてや1部を戦っていたチームは、経験そのものが大きく違う。上手いプレー、裏を取るプレー、試合の流れを読む力そういった点において相手には、一日の長がある。
スフィーダユースは、若い。しかし、若さがマイナスばかりに働くことはない。全員が運動量多く走り回り、前線から相手が嫌がる激しいディフェンスを続けること。オフェンス時には、相手がマークにつききれないほどサポートに全員が走り、つないでいくスフィーダのサッカーが実践できれば必ず勝利することができるはずである。ということで先週のテーマを引き続き実践することに加え、サイドを突破したときの中のサポートの関わり方、貪欲にゴールを狙う姿勢の2点を加えゲームに臨んだ。

前半、相手が思ったよりプレッシャーに来ないためボールを保持するが、無理に狙ったサイドチェンジのボールを奪われたり、ビルドアップのミスからピンチを招いたりして一進一退の状況が続く。その中で強引な個人技での突破からサイドをえぐってあげたクロスに中の選手が落ち着いて合わせ先制点を挙げることに成功する。その後CKからドンピシャのタイミングでヘッドが決まり追加点を挙げる。そして、後半の終了間際にサイドを個人技で突破した選手が中に折り返したボールをFWがヘディングで合わせ、バーに当たった跳ね返りを別の選手が詰め3点目を奪うことに成功する。そのまま、試合が終了。見事予選リーグ突破を果たした。これまでトップチームはこの東京都大会で上位入賞の成績をおさめているがユースチームが予選リーグを突破したのは、スフィーダ史上初めてのことである。7年目にしてチーム力の底上げがされていることの証明がされたと言えるだろう。次は決勝トーナメント、一つでも多くの試合ができるよう一試合一試合を大事に戦いスフィーダの歴史に新たな1ページを加えられればと思う。

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