8/24(日) 修徳高校 △1-1(0-0、1-1)

reported by 川邊健一

決勝リーグ第2節は、3〜4年前に1度だけ対戦記録のある修徳高校との一戦。私達は前節村田女子高校に勝利したことにより東京都代表決定戦へ参戦できることが決定していたが、修徳高校と村田女子高校は本日のこの試合の結果により参戦が決定する。敗戦、引き分けであれば修徳高校の2位以内が確定し、仮に勝利すれば得失点差の絡みとなってくる。1‐0であれば修徳高校、村田女子高校の得失点差が同じとなり抽選、2‐0以上であれば修徳高校が脱落し、村田女子高校が2位となる。

私としては、自分達の結果により他チームの運命を変えてしまうということもあり、非常に複雑な心境であったが、もともとのプラン通りに闘い、その中でベストを尽くすこと、それが大事だと思った。

相手はこのゲームに引き分け以上で2位以内が確定するため、最初から普段のような攻撃的なサッカーではなく、完全に引いて来た。戦術的に正しい判断だと思う。私も修徳高校の監督であれば、同じような戦術を採用したであろう。
相手陣地にはほとんどスペースがなく、また、カテゴリーがバラつくメンバー構成もあって、有効な崩し方が出来ない。時間だけがむやみに過ぎ去って行く展開に試合としては面白味の欠けるものだった。

試合展開は後半も変わることなく、時間だけが過ぎてゆく。そして、終盤に差し掛かり、MFからのスルーパスにMFが2列目から飛び出し、GKの鼻先で触り先制。これで後のなくなった修徳高校は一気に攻めに出てきた。今まで眠っていたかのような攻撃陣が一気に目覚め1失点。攻勢に出れば得点できる力を持っている強いチームだけに当たり前と言えば、当り前の結果であるが、最終的に1‐1のドローで決勝リーグは幕を閉じた。

決勝リーグBグループの結果は1位スフィーダ、2位修徳高校という順位となり、代表決定戦へ進出した。代表決定戦はAグループ2位がスフィーダと、Aグループ1位が修徳高校との対戦となり、勝った方が関東大会への出場権を得ることが出来る。
しかし、Aグループでは波乱が起こり、優勝候補の十文字高校が、飛鳥高校に敗れる一幕があった。それにより、参加校最強チームと呼び名の高い十文字高校が2位となり、私達と代表権を懸けて激突することになった。相手は全国3位の名門であるが、ここまで来れば胸を借りて全力で挑みたいと思う。スタメンの半数が中学生の若い構成ではあるが、勝機は十分にあると考えているし、もしも、この構成で勝てるようなことがあれば、それほど素晴らしいことはない。
1週間しっかりと準備をし、十文字高校と闘える心身に整えて行きたいと思う。

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