11/26(日) Tokyo Granity Culb Graces
reported by 井山
3部リーグ最終節。相手は現在無敗でリーグ優勝候補No.1のGraces。泣いても笑ってもこの試合が最後でありこの試合で今後の全てが決まる大一番。勝たなければ今までの苦戦を制した事が水の泡となる。
Gracesは去年2部リーグから降格して来た私達より年上のチーム。FW2人はムービングとポストが組み、得点頭はムービングのあるFW。中盤にはドリブル、パス、シュートのどれも長けたチームのキープレーヤーがいて中盤を起点にパスを繋ぎサイド、前線へと配球する。全体に競り合いに強く前半10分は相手の勢いに圧倒される形になり、立て続けに3回のピンチを招く。しかしスフィーダGKが素晴らしい好セーブを見せ1対1を含めた絶対的なピンチを救う。10分を過ぎるとマンツーマンマークが少しづつ整い始め、スフィーダも攻撃へ移れる時間が増える。3日前の試合の反省点から相手DF裏へ抜け出せる回数を増やすためにFWの動き出しに何個かパターンを決め、ダイレクトのパスワークで抜け出すがGreacesの守備は堅い。前半はお互い五分の戦いで折り返す。相手のダブルボランチに対してスフィーダはワンボランチであったが何とか対応出来ていたのでその分攻撃に人数をかける事が出来き、相手にも疲労が出始めたので後半が勝負であった。
ハーフタイムには前線の動き出しとFW2人の役割を明確にする事、守備でのマンツーの確認を話し合いラスト30分に全てをかけた。
後半は選手交代とポジション移動をした事で前半とはまた違った攻撃を見せる。中盤でのキープ力が増し左サイドを起点にパスを繋ぎゴールに迫るがシュートは全てGKへ向かう。後半は運動量の差で支配率を上げるものの点が奪えない苦しい戦いの中時間だけが過ぎて行く。残り5分…嫌な考えが頭をよぎったが選手達は諦める事なく全員が1点を奪うために攻め続けた。そして残り2分となった58分待望の1点を手に入れる。左から大きな浮き球で右に流れたクロスミスをFWが再びゴール前にクロスで折り返しトップ下の選手がつめるがGKに弾かれる、そのこぼれ球をボランチの選手がダイレクトで決めた。本当に待ちに待った1点なだけに心の底から嬉しかった。残り2分。何より勝ち点3を守らなければいけない、2分あれば失点の可能性は十分ありえるし相手もまだまだ諦める様子はない。全員で最後の力を振り絞り守り抜いて終了の笛を迎えた。
全員が最後まで走り抜き全員で闘う事が出来た試合だった。最後の最後で本当に手強い相手だったが前半の相手の勢いに耐え抜いた事と、後半も運動量を落とさず走りきれた事が相手との差を作り勝つ事が出来たのだと思う。そして何より今日は出だしのGKの好セーブがなければ絶対にこの結果にたどり着いていない。そう考えると今日は本当に全員の力が一つになっていた。
負けたら終わりの3連戦をなんとか乗り切り2部昇格の可能性を残す事が出来た。他チームの試合が終わるまで結果待ちとなるが3位が濃厚である。1、2位が自動昇格。3位は2部の8位と入れ替え戦となり勝てば2部昇格となる。3位になる可能性が高いだけに本当の戦いはこれからである。入れ替え戦の事を考えその日のために明日から準備して行く。
遠い所応援に来て下さった保護者の方々本当に力になりました。他チームの結果次第で2位になる可能性もありますし、優勝という結果を手に入れられる可能性もありますが現実的には3位が極めて濃厚な結果となりそうです。まだこれで終わりではないはずですので翌年2月半ばの入替戦まで応援宜しくお願いします。