10/22(日) 実践女子大学

reported by 井山

3部リーグ第6節。残り4試合を残し現在4位に位置している。自動昇格出来るのは2位までとなり3位は入れ替え戦となる。他チームとの差はわずかで1試合の勝敗で順位が簡単に変わってしまう。負けは許されず勝つ事だけが生き残る可能性を残す。

そんな状況の中、今日の実践女子大学戦を1-1で引き分けてしまった。相手はロングボールを前線へ送る攻撃が基本だが局面では細かくつなぎ、起点となるFWがフリーで受けられるスペースへ蹴り込んでくる。右のFWは身体が大きくキックも強くアプローチが遅れればすぐにシュートかセンタリングを放って来た。対するスフィーダはゴール前まで細かくつなごうとする意識が強い。出だしは相手にロングボールを放り込まれ、押し込まれる時間が数分続いたが徐々に慣れてくるとスフィーダもパスをつなぎ相手ゴールに迫る。しかし最終局面でシュートチャンスを逃し、再びゴール前でパスをしてDFと混戦状態になり大きくクリアーされるとスフィーダは攻撃に人数をかけている分DFが手薄になり一気にカウンターを受けピンチになる。これで何度か相手にチャンスを与えていた。

両者共に攻防が繰り返される中、先制点をとったのはスフィーダ。前半12分、パスカットからスローインが繰り返され徐々に相手陣地の深い位置に入り込む。スローインを受けた選手がサイドからマイナス気味にパスを入れ、それを受けた中盤の選手がシュート。一度はキーパーにセーブされるがゴールとなった。しかしその4分後、中盤からサイドでパスを受けた右FWがセンターリングを上げヘディングで合わされ失点。失点の原因は相手の中盤からFWへパスが出た時、スフィーダのSHとSBがお見合い状態になり対応に遅れてしまった事から余裕を持って精度の高いセンタリングを上げられてしまった。。前半はこのまま1-1で折り返す。

グラウンドが小さい分お互いにアプローチが早く、パスを中心にしているスフィーダにとっては焦りからパスミスが目立ち思うようにつなげない。そうなると縦へ攻め急ぐようになるが抜け出せるスペースもなく奪われカウンターを喰らうという悪循環。後半の出だしはクリアボールのセカンド処理に追われ全体に視野が狭くなる。ここで起点をサイドに作るように指示しもう一度しっかり繋ぐ事を意識させた。15分を過ぎるとSHを起点にグラウンドを幅広く使い始めSBのオーバーラップからセンターリングで得点を狙う。しかし残りの15分で試合を変える事は出来なかった。
小さなグラウンドでの試合はこれまで何度も経験して来ているがやはりパス、トラップの精度など基礎技術が浮き彫りになる。またアプローチが速い分局面での判断力の早さなどが要求される事を改めて感じさせられた。そして声を掛け合えば簡単に対処できる場面でのコミュニケーション不足も課題である。

残りの3戦のひとつでも落とせば確実に可能性が無くなる厳しい状況に追い込まれてしまったが、次の試合までの2週間で出来る限り改善し、やれる事をやり、状況をしっかり受け止め、絶対に勝たなければいけない。

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