6/25(日) 東京女子体育大学ポテトチップス

reported by 井山

3部リーグ第3節の相手は、今年2部から3部リーグへ降格してきた東京女子体育大学ポテトチップス。2部から降格してきた他2チームとは順位は相互するものの両方とも東女体が勝っている。体育大生に限らず大学生は体も大きく蹴れる選手が多い。そして2部という環境で戦って来た経験の差は大きいと思う。しかし私達はこの試合を2-0という結果で勝利する事が出来た。それは前回の試合がとても大きく影響している。
前回の試合では9人しかいない相手に対し同数で試合をしている様な内容になり、リーグを通しての目標であった無失点も絶たれる結果になってしまった。この試合から一週間、練習では守備のコミュニケーションを中心に行い、チャレンジ&カバーの連携をスムーズに行使できる事を目標としていた。
直前のミーティングで新システムの各ポジションの基本的な役割分担を決めた事により、前回の試合よりスムーズにパスがまわる。特に右SHを中心に攻撃が組み立てられセンタリングから何度もチャンスを作り出していた。そして前半6分、ボランチからこの右SHにスルーパスが入りペナルティエリア付近から思い切って放ったミドルシュートが決まる。しかしその後も同じ攻撃を繰り返したため相手に読まれ始めると同時に右SHの疲労が目立って来てしまう。直前のミーティングで説明した事を選手達は意識し実行しようとしていた。しかし形に捕らわれそれ以上の自分の個性が出なくなり攻撃パターンが限定されてしまったように思う。
後半は起点が増え、ボランチからのパスをトップ下が配給したり、SHとSBのコンビネーションで崩したりと攻撃の幅が増えたが肝心なフィニッシュの精度に欠け決定機を2、3逃す。
相手のFWはDF裏へ抜け出すのが上手く、疲労が目立って来た後半は何度もスフィーダ最終ラインが後追いの状況になりピンチになる場面があった。試合が動いたのは後半21分。トップ下が相手DF裏に出したパスをFWが受けGKと1対1の末ゴール上に決める。
今日の試合は自分に与えられた役割をそれぞれが果たし、後半にはそれ以上の自分の個性を出す選手もいた。特にトップ下の選手の豊富な運動量と攻撃のイメージは今回の得点に大きく影響していたと思う。まだまだ新システムに慣れない点は多いが試合を重ね理解を深めて行きたい。

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