2/12(日) フィオーレ武蔵野FC
reported by 井山
U−14研修大会準決勝の相手はフィオーレ武蔵野FC。相手が強豪チームなだけに本当にベスト4まで来た事を実感した。今日1日で全ての結果が出る。私達の準決勝後にはスフィーダのAチーも準決勝を迎えることになっていた。AB共に勝つ事ができれば決勝でスフィーダ対決を実現する事ができる。それにはまず強豪であるフィオーレ戦に勝たなければいけない。今まで先を見ず目の前の相手だけに集中し戦ってきた。今日もその気持ちは変らないはずだがここまできて決勝進出を意識しない方が難しい。何としても勝って決勝に進みたいという気持ちが、逆に良い意味で準決勝に出る事となる。
試合前、相手の特徴、試合展開の予測などを伝えた。25分ハーフとはいえ体力的にも辛い試合になると予想された。しかし最後は気持ちが上回っている方が勝つということは今までやって来た予選リーグでも経験している。逆に言うと前後半25分しかないのである、攻め込まれても引かずに攻める事を伝え試合に送り出した。
試合は前半お互いに攻防を繰り返す五分五分の展開。しかし相手の方が一人一人のトラップが丁寧だったりパスの精度が正確のように感じた。スフィーダはトラップの精度が悪くほとんどをトラップ後に奪われていた。特に浮き球の処理に対する技術はこれからもっと改善しなければいけない。攻撃パターンはお互いにDFの裏を狙ったロングボールからのカウンター攻撃。何度かFWの抜け出しやドリブル突破からチャンスを迎えるが得点には繋がらず0ー0で前半を折り返す。
ハーフタイムにはパスで繋ぐ所と裏を狙う所の判断を見極める事と後半アプローチスピードを落とさない事を伝え後は自分達で話をさせた。
後半が始り前半同様カウンターの攻撃をしあう両者。しかし10分を過ぎた辺りからスフィーダが若干ボール支配率を上げる。攻撃の中にもFWが一枚下がってパスを受けSHに落とすなどパスワークも見られた。そしてFWの積極的なドリブル突破から後半も終始ゴールを狙うがなかなか決定期までには届かない。相手にもカウンターからスフィーダゴールに近寄り枠を捉えたシュートを打たれるがGKのファインセーブにより失点を間逃れる。このような展開のまま勝負は付かず5分ハーフの延長戦へと突入する事になった。それでも決着が付かなければPK戦になる。
色々な事が頭を巡った。Vゴール方式ではないが1点でも失点したら取り返すのは難しい10分という短い時間。そんな緊張感の中選手達は最後まで諦めず攻め続けた。
そして延長戦10分も終わってしまい、勝負はPK戦でつけることになった。フィオーレの先行でPK戦が始った。フィオーレ、スフィーダ共に1人目は決める。しかしその後のフィオーレ2人のシュートを連続でGKが止めた事が大きく影響し結果4−3で勝利する事が出来た。準決勝なだけあり最後はPKと言う形で勝利を収めたが、よく戦い抜いたと思う。次は念願の決勝戦。Aチームとの決戦を夢見て決勝戦へと気持ちを切り替える。