2/5(日) 十文字中学校

reported by 井山

U‐14研修大会決勝トーナメント第2回戦の相手は十文字中学校。名の知れたチームの中、自分達が残っている事に嬉しさを感じつつ更に上を目指す為一戦一戦目の前の相手に集中して戦っている。今日の相手の十文字中学は声や勢いなどがアップから感じられ、私達のアップの入り方では正直焦りを感じた。声で負けないようアップから締め直しミーティングに入った。
ミーティングではこのU‐14研修大会を通してのテーマである「声」と「チームで奪う守備」を再確認し、質を高めて行く事を目標とした。
前半が始まるとFWにつなげるために中盤で横パスを繋ごうとするが精度に欠けパスが繋がらない。また無理なパスが目立つ。しかし奪われてもしっかり体を入れ奪い返す事が出来ていたのですぐに攻撃へと反撃することが出来た。10分を過ぎると中盤、SB等から相手DF裏へのスルーパスが出始め、FWやSHが積極的にドリブル突破しゴールへ向かう。何度も仕掛けゴール脇から内側へ切り替えしセンタリングを上げチャンスを作った。このように繰り返し攻撃を再会出来るのにはFWのプレスバックが効いているからだと感じた。攻撃に失敗してもすぐに相手に対して後ろからプレスをかけ中盤が奪いやすく出来ていた。また前からフォアチェックも厳しくかけ、相手は焦り簡単にボールを外に出すようになる。それによってこの時間帯はCKのチャンスを多く得る事になる。決定期は2回訪れそのうちの1回をFWがハーフウェイラインからドリブル突破し切り替えしてマイナスのパスを出す。一度相手に当たり跳ね返ったボールをSHが決めた。前半15分の得点であった。その後も攻め続け前半はスフィーダの支配するゲームとなった。
ハーフタイムに入りミーティングでは1点のリードではまだまだ逆転される可能性が高いと言う事と、前半良かった所を続け、点を狙いに行く姿勢を最後まで止めない事を伝えた。
後半が始まると出だしから相手に攻め込まれる。相手は1点を追う立場にあり前半より勢いを増しているように感じた。それに対してスフィーダは1点リードしていて気持ちに余裕を感じてしまったせいか前半のような勢いを感じない。それに加え体力が落ち始めたのかアプローチスピードが遅くなりプレーが中途半端になって来る。前半は攻撃が続いたためDFは1対1の勝負がほとんどなく後半になり勢いをつけて来た相手に対し簡単に抜かれてしまう場面があった。DFはこのような試合の集中力の保ち方も改善しなければいけない。後半は一転して相手に支配される時間が多くなった。スフィーダも攻めてはいるものの決定期まで持ち込めない。中盤の押し上げが遅れFWがプレスバックしても距離があり前半のように効率よく奪えていない。連携面も3人目の意識が無く途切れ途切れになっていた。このような試合展開のまま後半も残りわずかになるが24分にFKのチャンスが訪れる。このFKを直接決め結果2‐0で試合を終える。今回も勝ち準決勝へと進む事が出来た。負けたら終わりというプレッシャーの中、これまでの個々の努力が勝利に繋がっているので評価したい。しかし今日の試合を含めやはりリードしている後半はどこか集中力にかける雰囲気を出す所がある。今日の試合でも1点を追う立場の相手は勢いを増し、気持ちで相手に負けていた。前後半通して高い集中力保つ事がこれからの課題ではないか。
次は準決勝。難しい試合になる事は間違いないと思うが、自分達はどこまで出来るかチャレンジャー精神を忘れず試合に挑む考えでいる。

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