1/29(日) 東京八王子FCアトリース
reported by 井山
U‐14研修大会第2節の相手は八王子アトリース。予選リーグ1位抜けがかかった試合である。今日のテーマは昨日の出来なかった事を改善する事、そして一番大事なのは昨日の勝ちを引きずらない事である。自分達の力に過信し負けた経験が過去にあった為、今回もそれが一番恐かった。試合前には昨日の修正点である試合中の声(声をかけず互いで見合うことが多かった)、アプローチのかけ方、CKでの失点を繰り返さない事を中心に話し合った。
前半が始まり出だしはスフーダのFWがドリブルで仕掛けシュートを狙う。その後もFWにパスを集めるが相手は守備にかける人数が多くゴールに近づけない。コートが縦に長いというのもあり縦パスが多く全体的に上下に移動しているだけの展開。そしてパスの距離も短く無理に出すパスが多く目立った。またDF面ではドリブルされ自陣ゴールに向かって来る相手に対してズルズル下がってしまい判断が遅れた。前半は押してはいるものの攻撃パターンが少なく0‐0で折り返す。
ハーフタイムに入り自発的に話し合いを始めた為、敢えて私からは何も指示を与えず選手交代だけを行った。
後半、自分達で流れを変える事か出来るかがポイントだったがそれはすぐに形として現れた。後半3分中盤からFWにポジションを変えた選手が単独ドリブルにより先制点を上げる。そこから流れは一気にスフィーダペースになり、攻撃も逆サイドまで意識が行くようになる。昨日のように中盤を経由したパスワークをしながらの展開により、前半よりFWが楽にパスを受ける事が出来てきた。そして5分CKのこぼれ球を決め2点目、その後も10分、16分、22分と得点ラッシュが続いた。中でも22分のFWが決めた点は、今まで自分から要求の声を出さずに来たボールに反応するという選手だったが、今日のこの点は自分で作ったスペースへ呼び込み中盤からパスを受けドリブル突破し得点を挙げた。毎回コンスタントに点を取る選手だが今までの点とは違い成長した姿が見れた。試合は最後までスフーダが有性な展開のまま終了。5‐0で勝ち予選リーグ1位通過が決まった。
今日の試合は前半と後半で対象的な試合展開だったが自分達で修正し変える事が出来た所が良かったと思う。また決定期を決める確率が昨日は4本打ち2点、今日は8本打ち5点と高い事も評価出来る。
昨日今日と行われた予選リーグで徐々に自分を出してプレーする選手が増えて来た。この大会で少しでも自分を成長させられればと思う。次は負けたら終わりの決勝トーナメント。どこまで出来るか分からないが今まで通り1試合ずつ慎重に戦って行くことだけを考えている。