1/28(土) 立川FC
reported by 井山
U-14研修大会第1節。相手は優勝候補とされている立川FC。第1節にして難しい試合展開になる事が予想された。ミーティングでは課題でもあった声をテーマに話した。また戦術面では、中学生だけで行った練習を振り返り、攻撃の為のチーム全体で奪う守備をテーマにした。
試合が始まると相手のドリブル突破により一気に攻め込まれ、パスカットを繰り返すような状態で、攻撃に繋げる事が出来なかった。しかし5分を過ぎると落ち着き始め、パスワークが合い始める。中盤に一度当てサイドに散らす。今までだと周りのサポートがなく中盤でボールを持ちすぎる為、相手に奪われる事が多かったが、今日は少ないタッチ数で配球が出来きリズムが良かった。FWの裏を狙ったDFのロングフィードも多く出たがグラウンドが狭いせいかほとんどを相手GKに取られる形になってしまう。その後はパスで繋ぐ事を意識させ、サイドハーフを中心とした攻撃でゴールに迫る。お互い五分五分の戦いで前半も終わりに近づいた時、DFが相手のパスをインターセプトしFWへ1本の速いパスを出す。このパスをFWがドリブルしGKを抜き落ち着いてゴールを決めた。時計を見ると25分を過ぎていてその後すぐに前半を終える笛が鳴った。
1‐0で前半を折り返しハーフタイムでは、1点は取ったもののいつ失点してもおかしくないという事と攻撃、守備において1つずつ修正点を伝えた。
前半リザーブだったFWの選手を起用し後半が始まった。前半よりパスの意識が強くなり、ハーフタイムで攻撃面に指示した中盤が持ったら縦に急がず横を作りパスを繋ぐというのが意識出来ていた。徐々にFWに繋がるパスが増え始め後半10分、ボランチからFWに縦パスが入りそのままFWがドリブル突破。ゴール右にそれながらもシュートを打った。もう少しでGKに取られるという所でもう一人のFWがゴールへ流し込んだ。その後の攻撃は流れが良くなり何度もFWへパスが繋がるが、相手ボールになると相手も同じように攻め上がって来る五分の戦い。後半も残りわずかになった23分、相手にCKを与え見事に決められてしまう。課題が多いCKは正直不安で嫌な予感が的中した。そして試合終了。
前後半通してお互い五分五分の試合展開の中、少ない決定期を確実に決めた事で勝つ事が出来た。良くなっている所はファーストディフェンダーのアプローチスピード。今日のグラウンドは狭いというもあって練習で行ったチームで奪う守備が意識しやすかったと思う。逆に悪かった所はDFがボールを持ちすぎた所。そしてCKでの失点。本当にもったいない失点だが失敗を繰り返す事により分かる事も多いと思うので今日の失敗を無駄にしないよう明日の試合に活かしてほしい。