10/30(日) 西台アミーカ
reported by 井山
3部リーグ第4節の相手は西台アミーカ。去年の4部リーグで一度対戦していて0‐3で負けている相手。試合前には前日に行った練習試合での反省点と各ポジションごとの修正点を話し合った。この練習試合ではCKでのDFの対応の仕方、FWのポジショニングなど反省の多い試合となった分、今日の試合での課題が明確になった。
前半が始まるとすぐに中盤からFWの引いて来たスペースや、前のスペースを狙ったスルーパスが出るがFWの1対1の駆け引きが上手く行かず相手に攻撃を止められてしまう。中盤からのスルーパスによりFWの前には広いスペースがあるがそのスペースを利用する事が出来ず、相手に向かってコントロールしたりスピードを活かさずに相手との1対1を難しくしていた。中盤はパスを出したい人、スペースの判断は前の試合に比べ徐々に良くなっているように思う。前半はFWのラインから先に進めず0‐0で折り返す。
前半点が取れない事からのダラダラとした雰囲気が漂っていたため、もう一度しっかり締め直し、ラスト30分集中して行く事と個々の判断がパスを受けると再びパスしか考えていないため、スペースがあれば積極的に前へ仕掛けていくことを指示した。
後半が始まるとハーフタイムで指示した事を意識する選手が増え、中盤の選手が相手のパスをインターセプトしそのままドリブルでスペースへ抜け出す。ゴールまでは行けなかったが、徐々にスフィーダが支配率を上げて行く。そして後半11分、右サイドバックの選手がハーフウェイライン辺りで一度パスをしようとして相手に当たり、返って来たボールを左足でロングシュートを放ちゴールへ吸い込まれた。この1点により流れは大きく変わる事になった。チームの雰囲気は一気に上がり、その2分後中盤の選手がドリブルで上がりセンタリングを上げセンターFWが落とし右WGが決め2点目を奪う。その後も流れはスフィーダペースを保ち後半は相手に1本もシュートを打たせなかった。最後までゴールを狙うが結果2‐0で試合を終える事となる。
試合を振り返ってみると、前半はロースタートでスペースがあってもパスに頼りどこか人任せなプレーが目立った。次第にチームの勢いが落ち始め前半が終わる。後半はサイドバックの選手のロングシュートによりチームの雰囲気が一気に上がりその2分後に2点目を奪う。このパターンは今までの試合でも良く見られ1点を入れると立て続けに点を入れる。ならば前半の早いうちに点を奪えたら2点では終わらなかったか、と言うとそう簡単なものではないが、得点により流れを大きく変えるという点では前半のスタートがいかに大事かという事が分かった。雰囲気に左右されやすい分、後半に勝負を賭ける事が多いという所は改善しなければいけない。しかし、前後半通して集中し声をかけ続けていたDFはとても安定していて、特にセンターバックの2人はチャレンジ&カバーのコミュニケーションが良かった。DFラインでボールを奪い、いつもならサイドへ出していたパスを判断し、ボランチへの縦パスを入れそこから攻撃のチャンスを作っていた。第4節も勝利を納める事が出来たが、4日後には第5節が行われる。安心している暇はなく次に気持ちを切り替えなくてはならない。