9/10(土) フィオーレ武蔵野FC
reported by 井山
ガールズ大会Bチーム予選リーグ第一節。相手はフィオーレ武蔵野FC。5月の大会で東京都予選を勝ちあがり、関東大会・全国大会出場を果たした力のあるチーム。当然、試合は厳しいものになると予想された。今までは高校生を中心として集中力を切らさず声を出す事が出来ていたが今回は中学生のみ。合宿、遠征、大会を通して学んだ事が中学生だけでも出来るのかということは見所の1つであった。。
試合が始まるとすぐにドリブルで仕掛けられ押し込まれる。攻め込まれ相手のパスをカットするがサイドでの簡単なパス回しが出来ず自陣で再び奪われシュートまで持ち込まれる事が多くなる。中盤でバランスが取れず奪い切る事が出来ない。その後も自陣でのプレーが続きDFが弾き返すパターン。全体的にポジションの位置が低くなっていった。そんな中、中盤からFWの裏に出た一本のスルーパスをセンターFWとWGが二人で追い掛けFWがシュート、こぼれたボールをWGが決めた。攻撃らしい攻撃はこの一本のみでほとんど相手に支配されていた中での得点、一本のチャンスを確実に物にする点には頼もしさを感じた。しかし、その3分後、相手はCKをヘディングで決め失点、同点となってしまう。前半は同点で終えたがいつ点を取られてもおかしくない展開だった。
ハーフタイムにはもっと簡単にFWを目指し攻撃する事、ズルズル下がらず高い位置でボールを奪う事を伝えた。後半が始まり相手はFWの裏へロングボールを放り込む攻撃。それに対しスフィーダDFは弾き返すがセカンドボールを取る事が出来ず、試合展開は前半と同じとなる。中盤の球離れが悪くFWにパスする前に奪われてしまう。そこからズルズルと攻め込まれ危険なシーンを作り出していた。後半も相手に沢山のシュートを打たれたが枠を捕らえる事が出来ず前半の1失点に留まる事が出来た。同点であったが相手は前後半合わせて15本のシュートを打って来た。それに対しスフィーダのシュートは1本のみ。大量失点で負けてもおかしくない試合だった。しかし、一試合を通して集中力が切れる事はなかった。中学生のみで声が出るのか心配だったが最後までよく声を出していたと思う。
この試合でDFの4人の内3人は一年生であったが、この一年生のお蔭で何本も相手の攻撃を止める事が出来ていた。この活躍がなければもっと沢山のシュートを打たれ、1失点では終われなかったと思う。守備面でも一年生が活躍し、得点を挙げたのも一年生。次の試合も活躍を期待したい。