11/28(日) 慶応義塾大学F.C.Coulisse

reported by Y.楠本

4部リーグ決勝リーグ第1節はAブロック2位の慶應義塾大学との試合であった。3部リーグ昇格の為には落とせない1戦であり、目標の優勝を成し遂げるためには確実に取らなければいけない試合である。
相手は4部リーグAブロックにおいて、当チームのカテゴリー3との対戦経験があった為にある程度の力関係は理解していた。結果的には敗戦の試合であったが、分析した双方の力関係は間違っていなかった。
前半、開始からほぼ一方的な展開と言っていい。得点を奪うのは時間の問題と考えていたが、決定機を尽く潰し、時間の経過と共に選手達に焦りが見られるようになった。しかし、それ以上の力関係があった為に失点を許すという怖さは感じなかった。結局、何度も訪れた決定機をものに出来ず0‐0という不本意な前半を送ってしまった。
ハーフタイムでは、ここまでの流れ、そして、どこを切り崩すかのポイントを説明し細かい修正が行えたと思う。
後半も流れは変わらずに有利な試合運びが出来ていた。しかし、決定機を逃し続けることで少なくとも相手に勢いが出てきたことはある。ただ、力関係は大きく上回っているために大きなピンチを迎えることは無かった。その後も攻め続けるもののチャンスをものに出来ず、徐々に相手が我々の攻撃に慣れ始めてきた。時間の経過と共に攻撃が手詰まりになり試合はより難しい方向に向かってしまった。得点を奪えないことが結果的に首を絞めることになってしまったが、スコアレスドローの気配が濃厚になった後半ロスタイム。約3分が経過し誰もがドローを意識し始めた矢先、悲劇は起こった。DFラインの裏に出たボールに対し、GKが難なく対応したと思ったプレーだったが、ペナルティーエリアを出ているという判定でゴール前で直接FKを与えてしまう。これが相手の唯一の好機でもあった。そして、不運は重なり、相手に見事なゴールを決められてしまった。これで試合終了。劇的な敗戦で決勝リーグ第1節を落としてしまった。
非常に残念な結果ではあるが、あくまでも結果を受け止め前向きに捉えて行きたい。何が足りなく、そして、何が必要なのか?よく理解できた敗戦であったのではないかと思っている。リーグ戦で1つの試合を落とすことは致命的な傷だ。しかし、まだ終わったわけではない。4部リーグ初の敗戦は非常に印象の強いものになってしまったが、これでまた1つ選手達のレベルに向上が見られるのであればそれでいい。とにかくこれで優勝に向けて1つの試合も落とせないことになった。年間目標であるリーグ優勝&リーグ昇格を果たすために可能性のある限り戦い続けたい。

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