8/22(日) 大和シルフィード04・CCCフューチャーズ・HFC

reported by Y.楠本

カテゴリー2始動以来いまだ改善されることのない課題。それは、選手間におけるコミュニケーションを取ること、そしてミスを恐れない積極的な気持ちと、ミスした後の切り替えの速さである。テクニック面では時にカテゴリー1を凌ぐ物を発揮するのであるが、それが試合の中で有効に発揮できない。心・技・体とは様々なスポーツを語る上でよく言われることであるが、どれか一つが飛び抜けていても他の部分がそれに伴わなければ低調なパフォーマンスに終始してしまう。
4部リーグでは、順調に結果を出しているカテゴリー2ではあるが、もっと高いレベルで通用する選手になるためには現状で満足してもらってはいけない。選手達の能力を考えれば4部リーグで結果を出していることは当然である。あくまでも最終目標はトップチームにおいて力を発揮できるプレーヤーになることである。
そこで、冒頭に挙げた課題、コミュニケーションの改善をテーマに掲げ多少の荒療治を施しながらこの2週間ほどトレーニングを重ねてきた。今日の練習試合においてどれだけその成果を発揮することができるのか?というのが大きな観点であったが、結論から言うとまだまだ物足りないという印象である。チームを盛り上げる声は大分ましになってきた。しかし、ボールを呼び込む声、マークの受け渡し及びチームとしてのディフェンスの声など具体的なコミュニケーションは皆無と言っていい。むしろ、カテゴリー3の方がこの点において成長を感じる。カテゴリー1、3ができて2だけできないというのは、おかしな話であり得ないことである。残念ながら個人個人の意識が低いと言わざるを得ない。スタッフがいくら『声を出せ』と言っても最終的には本人の意思及び判断にかかってくる。選手として、チームとして一つ上のレベルを目指すのであれば絶対に超えなくてはならない壁である。今日が最低限、より一層の意識向上に日頃のトレーニングから励んで欲しい。
それぞれの相手と25分一本ずつ行ったが、すべてが0-0の引き分けという結果であった。相手のゴール前までよい形で攻め上がるが、決定的なチャンスを決めきれない。結局これも最後のところでパスを呼び込んでいない、絶対に決めてやろうという気持ちが足りない、といったところに起因しているのである。もっとピッチの中では自分をがむしゃらに出して、サッカーをできる喜びを表現して欲しいものである。

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