4/5(月) 東京成徳中学・高等学校B
reported by 川辺
試合は東京成徳のBチームと25分×3本で行われた。スフィーダ、成徳のトップチーム同士の試合の合間に行われたのだが、相手は人数が少ないこともありトップチームの選手達が数名は行っていた。
この日は前日に行われた東京都女子サッカー大会のメンバーの中から数名の選手を選び、更に大会にエントリーすることのできなかった新中1年生の適性を見極めるため、それらの選手達を帯同していた。練習試合を通じ最大のポイントとなったのが、選手の能力の把握と新たなポジションでの適性を見極めることであった。帯同したのはカテゴリー1からカテゴリー2へ活躍の場を移した選手が4名、新中1年生が6名、昨年の妹部にあたる選手が4名であったが怪我などで参加したのは12名であった。
1本目、練習試合ということを考慮し、新中1年生を数多くスタメンで出場させ、より多くの情報を得ることに集中していた。攻守において良い形は覗かせるものの、相手のトップチームで出場していた選手達が守備を担っていた為、それをなかなか破ることができなかった。時より良い形を見せるのだが最後の最後で、それらをカバーされ得点は奪えない。守備陣は最初こそ不安定であったが、攻撃を受ける度に少しずつ対応できるようになってきていた。小学生の財産だけで戦っていた選手達が多かったが、その能力の高さには満足感を得られることができた。
2本目、随所に個人技を発揮しフルコートでのサッカーに慣れてきたように感じさせてくれたが、体力的に難しい部分が多くなってくる。徐々に走り負ける部分が多くなったが、お互いにカバーを行い決定的なシーンまでは運ばれることが少なかった。
3本目、疲労感が増す中、攻撃に転じた時に前線でボールが収まらず、すぐさま守備に追われるような展開になってしまった。前線が走れなくなったことで守備に終われることが多くなった。その結果、ペナルティーエリアの角から個人技で仕掛けられ失点を許してしまう。その後、全員で1点を奪いに攻撃に転じ、最後まで気持ちを強く持ち走り続けていたが、やはり最終ラインを突破できずに試合終了。
敗戦という結果であるが、個人の能力は把握できたし、新たなポジションでの適性も見極められたので最初のポイントであったことは確かめることができた。特に中1年生に触れておくが、技術、体力、スピード、センスといった部分ではかなり高いものを持ち合わせていると感じた。今まで小学生ということもあり、体格の面などでは現時点では難しいことが多いが、それは時間が解決してくれる問題でもある。この選手達が順調に育てば、必ずやスフィーダの大きな力と成りえることであろう。今は見極めの部分だけで多くの時間を割くことになるが、それが確実にチーム力となることは間違いない。今後最高のバランスを見付けるためにも早急に選手達の能力を把握して行きたい。