4/4(日) 西台アミーカ

reported by Y.楠本

いよいよ2004-2005シーズン、東京都女子サッカー大会で幕が上がる。
今期の行方を占う一戦は冷たい雨の中行われた。相手は今期、カテゴリー2.3共に所属する予定の4部のチームである。体が大きく、またキック力のある相手。そして、30分ハーフという未知の戦いで新中1がどこまで通用するのか?また、オフシーズンのトレーニングの成果をどこまで選手が出しきれるのか楽しみな一戦となった。
序盤、厳しいプレスと、ボールを奪ってからのすばやい仕掛けによりペースを握る。グランドのコンディションも思っていたほど悪くなく、体格で勝る相手に、ショートパスを上手くつなぎ何度か決定的な場面を迎えるが、なかなか得点を奪うことができない。逆に相手のロングボールに対してラインをコントロールし対応しようと試みるが、DF間、DFとGKのコミュニケーション不足から何度か危ない場面が見られた。一進一退の攻防のなか、中盤から出たスルーパスに抜け出したFWがキーパーとの一対一を落ち着いて決め待望の先制点が生まれる。その後も何度か決定的な場面を迎えるが、シュートミスやポストに嫌われるなど追加点を奪えず前半が終了する。
ハーフタイム、ディフェンス間のコミュニケーションをしっかりと取ること、相手のロングボールに対してチャレンジ&カバーを徹底することなどの修正点を伝え後半に突入した。
後半開始早々前半と同様、中盤のパスワークから出たスルーパスにFWがうまく抜け出し早い時間帯に追加点が生まれた。このまま、うまく追加点を重ねることができれば・・・というベンチの願いと裏腹に、全体的に運動量が低下し始め中盤でこぼれ球を拾われ始めてしまう。そして、ついに度重なる相手の放り込みの前にDFのミスが出る。そこを見逃さなかった相手に混戦からミドルシュートを打たれついに失点してしまう。一番恐れていた形から失点してしまい、セカンドボールを拾うため、フレッシュな選手を投入するが流れは変わらない。その後、決定的なチャンスを相手に作られるがセンターバックが身体を張ったディフェンスでこれを阻止、事なきを得た。しかし、この接触でDFの中央で踏ん張ってくれていた新中一の選手が痛恨の負傷退場となってしまう。ここから、終了までの時間、非常に苦しい我慢の時間帯がつづいたが、なんとか逃げ切り2-1で勝利することができた。
苦しい試合であったが、新入部員のツートップがが共に得点をあげるという結果を出したこと。春休みにトレーニングしたSFIDAの目指すディフェンスが多少なりとも機能していたこと。新戦力の見極めができたことなど収穫の非常に多い一戦であった。
次は、トップチームも対戦したことの無い関東リーグの強豪FC.PAFとの戦いである。胸を借りるつもりでぶつかっていきたいと思う。

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