12/23(火) フィオ-レ武蔵野FC
reported by 川辺
三保の森カップ決勝トーナメントは21日に行われた予選の結果により2位トーナメントに参戦することになった。1位抜けの大和シルフィードとは1勝1分で勝点こそ並んだが得失点差の関係で2位トーナメントに回ることになった。
今回の相手は東京でも名の高いフィオ-レ武蔵野FCであった。相手は中学3年生を要し厳しい試合展開になることは予想していた。しかし、ここで勝利を収めるということは14歳以下(中1・中2)のスフィーダのレベルを証明できるということであり、自分達の力がどの程度のものなのか確認することが出来る。
前半、開始直後はファーストアプローチの遅れから押し込まれてしまう展開になる。相手は実にスピーディーであり精度の高いアーリークロスを狙ってくる。がDF陣が最後の局面をなんとか競り勝ち、徐々に攻撃に移れる時間帯が増える。そして、開始から10分程度経過した時間帯でようやく先制点を挙げる。しかし、その後もポゼッションは相手に分があり、サイドを崩され失点を許す。結局、リードを守りきることは出来ず1-1で前半を終える。
後半、開始直後にゴール前での混戦を制し2点目を挙げると立て続けにサイドからの完璧なセンターリングに2列目から走りこんだ選手がヘディングで合わせてリードを広げることに成功。その後もお互いに攻防を繰り広げるがDF陣は次第に安定感を増し、失点されそうな場面は少なくなっていった。相手には非常に技術レベルの高い選手が多くいたが、今回は我々に軍配が上がった。
我々は今回の大会で初めてチームを組んだメンバーなだけに連携や戦術面での意思統一もできていなかったが、試合を消化するごとに成長していくことが出来た。チームとしての戦い方は皆無に等しかったが、個人としては成長できた大会であった。選手達は大いに可能性を感じさせてくれ、先への期待感は一気に高まるものになった。これまで主力として戦ってきた受験生達がいない今、それ以外の選手達は日々のトレーニングで間違いなく力を付けてきたという証明をできたことが嬉しい。これからも着実に力を付け、そして、受験生の選手達を脅かす存在になっていくことであろう。今後の選手達に期待したい。