合宿特別レポート
reported by Y.楠本
夏合宿特別編・妹部 河口湖練習合宿レポート!!
「姉部の活躍はレポートに出てるけど…、妹部にいるうちの娘はどうだったの!」というお母様、お父様も多いと思う(勝手に思っているだけ?)ので、今回特別編として妹部コーチこと私、楠本洋平がお送りする特別編です。
妹部は今回、遠征組から漏れた姉部3名を含む22名で3泊4日、午前午後あわせると計6コマみっちりと練習しました。今合宿のテーマは、(1)全員と仲良くなろう。(2)相手のことを考えて行動しよう。の二本柱をたてました。「なんか、サッカーじゃなくて学校のめあてみたいね。」と思ったそこの奥さん、ちゃーんとサッカーに関係しているんですよ。
妹部のかねてよりの課題は声を出すこと、コミュニケーションを取ることで、(1)サポートの声を出す。(2)サポートの動きをする。(3)思いやりのあるパスを出す。という3つの目標を持って練習、試合に取り組んできました。しか〜し、いっこうによくなる気配がない!まあ比較的おとなしめの、自己主張が弱い子が妹チームに集まってしまったというのもあるのでしょうが…。そこでチームが寝食を共にする合宿という絶好の機会を利用してしまおうということです。
気になる練習内容はというと、目新しいことはほとんどしませんでした。やったことは基礎・基礎・基礎とにかく基礎練習をバリエーション豊かに行いました。サッカーは足でボールを扱う特異なスポーツですから、ボールを足で蹴る・止める・運ぶことが思い通りに行かないと話になりません。この基礎技術に関して妹部は、サッカー歴8年を数えるものもいればサッカー歴1か月の子もいて本当にバラバラなわけで、そこが姉部と違ってひじょ〜うに教えづらいとこでもあるのです。ということで、止める(トラップ)・蹴る(キック)・運ぶ(ドリブル)の基礎を体にしみこませるべく徹底的にやりました。そのなかに2人組・3人組……全員でと必ず自分と相手がいる状況を作り出しコミュニケーションもはかるという一石二鳥なトレーニング(素晴らしい!)。その他にはちょうど22人ということで余り無く11VS11の紅白戦ができるということで、一日の終わりには妹部同士によるガチンコ対決をしました。
生活面でも、宿舎では一回遠征を経験している姉部に頼ってしまうことが多かったですが、練習に出てしまえば妹部だけ(初日以外は、姉部とは全く違う場所、行動する時間も別)なので自分たちでやるしかありません。練習の準備、飲み物の用意など協力してこなしていました。中には私用の飲み物を休憩の度に用意してくれる気の利いた子もいて涙が出るほど嬉しかったです。
さて、気になる練習の成果は、早くも出てきました。2日目の紅白戦あたりから今までが嘘のように声が出る出る。パスも今までの独りよがりのパスではなく、しっかりとお互いに意思の疎通が取れたパスが徐々にですがつながるようになってきました。やっぱり試合は試合でいいけれど、合宿のように全員が同じ練習を毎日やると効果が驚くほど出るものですね。妹部は練習合宿にして大正解でした。
ということで、人数も多く出入りも激しいので今一つまとまりが薄かった妹部もようやく今回の合宿でチームとしてまとまった、そんな印象を持つことができました。この合宿で身に付けたことを生かして3部リーグの後期残り4試合によい成績を残せるように頑張ってほしいと思います。
最後に、いつも選手の保護者の皆様にはご協力をいただき感謝しています。是非一度妹部の試合も見に来てください。なかなか勝てず見るほうには面白くないかもしれませんが、普段とは違ったお子さんの意外な一面、サッカーに打ち込む姿が見れると思います。私どもコーチ陣にもお気軽にお声をかけてください、お待ちしています。