7/6(日) 西台アミーカ

reported by Y.楠本

リーグ緒戦で痛い一敗を喫してしまったため、当面の目標である3部残留に向け何が何でもものにしたいこの一戦。前節で妹部に突きつけられた課題、それはゲームの流れを読んで中盤でためを作れる選手がいないこと、そして守ることはできる、チャンスもそれなりにある、が得点が奪えないことであった。その課題を解消するために我がSFIDAが誇るママさん部から司令塔ちびママをレンタルし試合に臨んだ。相手は今年新たに参入してきたチームだが、ボールが蹴れるうえにフィジカルも強く押し込まれるだろうと予想していた。
序盤ディフェンスラインの裏に長いボールを蹴りこまれ危ない場面が何度も訪れる冷や汗ものの展開、そしてついにラインの裏に出たボールに走りこんだ相手をペナルティーエリアの中で倒してしまいPKを与えてしまう。先制点がカギになると思っていただけに万事休すと思ったが、相手のPKは運良くゴールマウスを外れて行った。
これで、自分達のリズムを掴んだのかチャンスが訪れる。右サイドに流れたボールを受けた右ウイングバックが、相手ディフェンスの裏に絶妙なアーリークロスを上げる。これに反応したフォワードが、すばらしいタッチで相手キーパーをかわしゴールへボールを流し込む。(まるでラウールby山田)待望の3部での妹部初得点が生まれた。これで波に乗るかと思われたがそこが経験の浅いところ、5分5分の息もつけない試合展開が続き前半が終了する。
ハーフタイム、ディフェンスが相手のハイボールをかぶることが多いので処理をしっかりすること。そして、次の一点が試合を決めることを伝えて選手を送り出した。
後半、運動量が落ちた相手を徐々に押し込んで行く。そして、ゴール前の混戦でこぼれたボールを拾いスルスルとドリブルでディフェンスをかわした秘密兵器ちびママがゴールへ流し込み追加点をゲッツ!(ドリブルキレまくり!まだまだいけるよ、ちびママ!!)
その後、ドリブルが効果的と判断し交代選手にドリブラーを投入する。この策がまたもはまり、その選手がペナルティーエリアでドリブルで突っかけたところを相手がたまらず倒しPK。落ち着いて自作自演のPKを決め3点目が入った。その後、最後まで集中を切らさず嬉しい初勝利となった。
懸念されていた得点力不足もどこへやら、一人ボールを持てる選手が入るだけで驚くほどチームが変わってしまうのがサッカーの面白いところでもあり怖い所でもあると思う。また、前節から採用した3バックが機能し無失点で試合を終えることができた妹部のチームとしての方向性が見えたような気がするのは私だけだろうか?ただし、今日は相手のPKやシュートがゴールの枠を外れるというラッキーもあった。運を味方に付けたともいえるが、運に左右されない実力をつけていきたいものである。とにかくこれで一勝一敗やっと振り出しに戻ったわけである。今日の勝利に自信をつけた選手も多いのではないか。そう、君たちはやれるのである。この調子で一試合、一試合を大切に戦っていって欲しい。

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