6/7(土) 北区さくらガールズ
reported by 川辺
今回の試合では学校行事、定期試験等の兼ね合いがあったために出席者が17名程度だった。これは姉部と妹部の数を足した数字であり、お互いが協力しなければ11名すら揃わない状況であった。しかし、普段は姉部と妹部が同じピッチに立つことは無いので大変意味のある貴重な試合となった。
1本目、基本的には姉部がメインで構成するチームを編成。U-15の東京選抜で抜けた選手もいたのでバックアップメンバーにとっては力をアピールできる場となった。選手達のパフォーマンスに満足はしないが、闘争心は感じ取ることができ、またスタッフが選手個人に求めているプレーを実践しようとしていた。特に1年生が少しずつ試合に慣れ始め、コンスタントに力を発揮してくれている。そして、自分の持てる力を出し切り必死に付いて来ようとする前向きな姿勢も感じ取ることができた。まだまだ未熟ではあるが近いうちにレギュラーに食い込んでくる選手が現れるはずだ。結果、1年生の活躍もあり1本目を4-1で終える。攻撃時の自分達の形も現れ始め、実践しようとしているサッカーに疑問は感じない。
2本目、妹部主体の構成でチームを編成。一進一退のゲーム展開となった。チームの核を失った状態でよく戦っていたと思う。また、新しい才能の発見もあり、より一層の争いがチームに生じることが確信できた。しかし、自分達だけで崩せる形に持っていけるか?という部分には多少の疑問を感じる。姉部の2名が出場することによってチームのバランスは増したが、それを妹部だけで作れる技術と精神力が必要。今のままでは4部リーグに降格する恐れが充分にある。今のチームには争えるだけの選手と環境がある。この厳しい戦いの日々を制したものだけがスターティングメンバーとしてピッチに立つことができる。今後、より厳しい環境の中、互いに磨きあい成長していってもらいたい。
3本目、姉部主体の構成でチームを編成。サイド攻撃、組み立てといった戦術的な部分を実践するものの、フィニッシュの場面で精細を欠く。終始、攻め込む中でどのような道を選択すれば得点に近づけるのか?これを自分達で考えてほしかった。結局、3得点でゲームを終える。但し、センターラインの選手が1名しかいなかったのにも関わらず、自分達のサッカーをしようとしていたこと、また、バックアップメンバーの成長にチームとしての力を感じ取ることができた。バックアップの選手達が成長する=チームの成長となる。姉部もより良い争いができることであろう。目標は誰が出ても変わらないチーム力を発揮するチームである。