5/8(土) 修徳学園中学校 ○3-1(0-0、3-1)

reported by 佐藤洋平

全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会東京都予選も遂に4つのチームだけに絞られた。今回の試合で勝つことは東京都代表の権利を得ることであり、関東大会への進出が決定する。自分達が前へ進む為にも、この試合は非常に重要であり、いつでも緊張感が付きまとう。ましてや今回の相手は優勝候補の一角を担う修徳学園中学校さん。昨年、スフィーダ世田谷のU15選抜チームは全国大会3位という結果を残したが、東京都予選では、この修徳学園中学校さんと0-0のPKにまでもつれ込み、何とか試合を制したことが記憶に残っている。相手は当時、新生チームで最高学年が中学2年生。その選手達が誰一人抜けることなく、成長してきたチームであるが故に、この試合の苦戦は必至である。

試合内容としては、相手の迫力ある攻撃を恐れるあまりDF陣がいつもよりラインを下げてしまい中盤との間にスペースが大きくでき、プレスバックもセカンドボールに対する対応も後手になり押し込まれる場面が気になっていた。
しかし、今までの試合とは比べ物にならない程の1対1の時の気迫を感じる事が出来たので、点は取られたとしても負ける事はないだろうとこの時点で勝利の片鱗を感じる事ができた。

ハーフタイムに主にDFラインに対する指摘、修正を加えピッチに送り出した。
後半は指示通りラインを高めに設定する事により狙い通りインターセプト、プレスバックによる数的優位の状況を作る事が出来始め、攻撃にも厚み迫力を出す事が出来たように感じた。
流れを引き寄せ良い形、良い時間に得点を奪う事ができたのがこの試合を決定づけたように思うし、2点目に関しても強気で点を取りに行った結果PKを取る事ができたと思う。その後の失点にも焦ることなく終了間際にダメ押しの3点目を奪える強さを身に付けていた事にとても驚いた。
今までは流れが悪くなるとその流れを変えられずというのがパターンだったのだが、相手が強いことを察知してか、選手達の集中力が今までとは違った。それでも今のチームにとっては、こうしたゲームを乗り越え精神的な成長を感じさせることが出来る良い試合だったと思う。


やはりどの年代でも勝敗を決するものは勝つためにどれだけ闘い頑張れるかと言う所だと感じた。今日の様に戦う姿勢を見せなかったら、この相手に、この結果を得る事はできなかったと確信している。今日の勝利に驕れることなく次の5連覇をかけた大一番に挑みたいと思う。

保護者の皆様、応援に来て頂き本当にありがとうございました。
また次の試合も応援宜しくお願い致します。

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