8/18(月) 豊田レディースFC(東海大2代表) ○3-1(2-0、1-1)
reported by 川邊健一
遂に迎えた全国大会･･･相手は初出場の豊田レディースであった。相手とは過去にメグミルクカップで対戦経験があったが、かなり前のことであったため、記憶は相当薄くなっている。また、その時はトップチーム同士の対戦であったため参考にはならない。ただ、間違いなく言えるのは、強豪ひしめく東海予選を突破してきたという事実があり、諸々の事前情報はキャッチしていたが、それらはあまり意味を成さないと考えていた。とにかくリーグ戦は緒戦の入り方が重要であり、緒戦の入り方が難しい･･･全国大会は4チームによるグループリーグが4つあり、計16チームで競われるが、決勝トーナメントに進出できるのは1チームのみ。それだけに1つの敗戦は予選敗退を極めて近づけることになる。だからこそ慎重に闘う必要があった。
前半序盤から選手達から変な緊張感は感じられず、皆生き生きとグラウンドを躍動していた。連携面で合わないことも多く、ぎこちないサッカーではあったが、精一杯自分のサッカーをしようと努力しているのは伝わってきた。相手は初出場ということもあってか、スフィーダ以上にプレーが硬くなっていたのかもしれない。そこで主導権を握ることが出来たように思う。
後半、相手の緊張が解けたのか？動きの質と切れ味が格段に上がり、自身を持ってプレーし始めていた。危険なプレーでゴールに迫られる回数が前半よりも格段に増え、相手の時間帯も長かったと思う。
しかし、後半の途中から勝敗が見え始め、3点目を奪ってから主要選手達の疲労を考慮し、ベンチに下げ始めた。それでも交代出場の選手達が、しっかりと闘ってくれ、1失点はしたものの、それは不用意なリスタート時の集中力不足が招いたものであり、経験不足の問題なので然程大きな問題とは考えていなかった。
何はともあれ全国大会で貴重な勝ち点3と勝利を飾ることが出来た。選手達は色々なプレッシャーと闘っていたと思うが、見事に打ち勝ち最高の形でスタートを切れたことが素晴らしい。願わくば、リスタートの1失点がなければ尚のこと良かったが、あまり贅沢はいえないので、今回ばかりは結果オーライということにしたいと思う。
全国大会は、これまでの努力の成果の発表会であると考えている。この短時間の中で、大きな成長は遂げられないかもしれないが、大きな経験を積むことは出来る。それが選手達にとっては大切な経験となり、成長のきっかけとなると思っている。予選リーグ残り2試合で何が待っているかは分からないが、今自分達が出来ることは限られているので、全力で勝利を目指して戦い抜きたいと思っている。