ゲーム分析レポート
11/3(木) 東京都女子サッカーリーグ中学1部リーグ 第9節
VS.INAC多摩川レオネッサ △1-1(0-1、1-0)
reported by 楠本洋平
第31回東京都サッカーリーグ中学1部リーグ第9節(最終節)VS INAC多摩川レオネッサ。前節から約1ヶ月半の間に他チームの結果により自動降格が決定していた。前節からの一ヵ月半は非常にポジティブなトレーニングを行う事が出来、選手達も伸び伸びとプレーできていた。とりわけチームとしての攻撃の方向性の面では今シーズン結果が出ない中でも根気よくトレーニングを繰り返した成果が如実に表れ始めていた。試合については、前半立ち上がりの主導権の確保には成功したものの、バイタルエリアでの相手DFの冷静な対応とGKの素晴らしいプレーでゴールを脅かす事は出来なかった。しかし先のガールズ大会で対戦した時よりは明らかにサッカーの表現が出来ていたし、状況判断での攻撃の組み立てが披露できたので良かったのではないかと思う。序盤には相手も落ち着きだし、スフィーダが攻め上がって空いたスペースを確実に狙ってくるINACの攻撃陣にも迫力が見え、ひとつの試合としては中学1部リーグらしいハイレベルな試合を見せる事が出来たと感じた。とても残留を争うチーム同士の試合とは思えない位だった。
後半は、前半の流れを引き継ぐ事に失敗し、相手との噛み合わせも悪く終始ペースを握られる展開となった。GKのファインプレーと相手のフィニッシュのミスにも助けられなんとか持ちこたえる。試合終了間際のラストプレーで、相手のミスから得たボールをシンプルにつなぎFWの個人技からの起死回生の同点ゴールで一矢を報いる事が出来た。
これでシーズンが終了し史上初の降格という結果を出してしまったが着実に前進している事を確かな手応えとして感じる半面、自らを崩してまで勝ちを求めようとは思わないが、我々の信念の範囲内での勝利への執念は明らかに足りなかったと感じる。サッカーを競技する中で当たり前に生まれる勝負にはやはり勝たなければならないし、勝ちを求めて良かったのではないかと思っている。
いずれにしても今シーズンの反省を成果として活かす為に、来シーズンに向け早速トレーニングを続けたい。