ゲーム分析レポート

8/27(X) 東京都ガールズ(U-15)サッカー大会 1回戦
    VS.INAC多摩川レオネッサ ○0-2(0-1、0-1)

reported by 楠本洋之

東京都ガールズ(U-15)大会1回戦。vsINAC多摩川レオネッサ。昨年の同大会は準決勝まで勝進み強豪チームとの試合で経験を積む事が出来た。レギュレーションはノックアウト方式の為、ひとつでも多く勝進み優勝を目標に試合数の確保をしたい。

もはや言わずと知れたINAC。本部神戸からは遠く離れた支部とはいえ我がチームにとっては同じ世田谷を活動拠点とし、幾度も激戦を重ね互いに切磋琢磨している馴染み深いチームだ。テンポよくパスで崩してくるチームの為、追い込みながら網を張り狙いどころでしっかりとボールを奪う、オフェンス時は前への推進力を意識してシンプルにフリーになった選手を使っていくという日頃の取り組みを徹底する事をテーマとした。

今までの試合で多発していたタイプの失点は無かったが相手ボールホルダーに対しての対応を誤り同じようなミスから前後半1失点ずつを喫してしまい相手にとって脅威を与える事も出来ず1回戦敗退となった。

敗因はチームとしてまとまりきれていなかった事。DF時の約束事を理解し、実行できていた選手とそうでない選手がいた事、同じくOF時のテーマを理解できていた選手とそうでない選手がいた。サッカー的に言うならばこれらはより個々の課題を細分化して落とし込んでいく事で今後改善していくだろう。しかしサッカーの技術、戦術以前に闘う気持ちにバラつきがあったのは非常に残念であった。スフィーダというチームはトップチームを頂点にピラミッドを形成し、将来トップチームで活躍できる選手を育成している。育成という枠で見れば結果よりも内容に目を向けそれが良いものであれば我々は疑いを持たない。しかし選手にもその逃げ道が出来てしまっているのかもしれない。次がある、先がある。こんな気持ちではいつまで経っても成長なんてできない。勘違いしてはいけないし、勘違いしないようにアプローチしていく事が今後の課題だろう。

いずれにしても、トレーニングの取り組みは良いし確実に前進しているので、その手応えをしっかり感じ取らせてあげられるように残りのリーグ戦、残留に向けて準備していきたい。



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