ゲーム分析レポート
7/23(土) 東京都女子サッカーリーグ中学2部リーグ 第6節
VS.北区さくらガールズ ○1-0(0-0、1-0)
reported by 楠本洋平
第31回東京都サッカーリーグ中学1部リーグ第6節 VS 北区さくらガールズU-15。前期最終戦は強豪十文字中学校を接戦の末下した古豪さくらガールズ。毎回の事だがトレーニングの成果が少しずつ表れている事を自覚し、更にその成果をより確実に有効に発揮する為に次に何を意識すればよいか考えて欲しい。今節は選手達がそれを意識し始めた事でサイドバックの有効利用からビルドアップに成功し、DFの裏に抜け出すシーンが多く見られた。数回訪れた決定的チャンスでゴールを奪っていればもっと楽に試合を運べたが、今後の課題ということだろう。
まだまだ闘う姿勢を表現できない選手が多いが、噛み合ってきた歯車を崩さずに合宿を経て精度を上げて行きたい。ようやく初勝利を掴んだ事で精神的なプレッシャーは軽減された。チームとして意識統一すべきトレーニングと個々の課題を明確にしてガールズ大会、リーグ戦後期に向けてトレーニングに励みたい。
結果が出ない1カ月を過ごして再確認したが、あれもこれも修正しようとするとやはり上手くいかない。トレーニングの成果を発揮する事と、より発揮するにはプラスアルファで何を意識するか。そして試合でしか経験出来ない局面でのリアルタイムでの修正。こちらが見るべきポイントを外さずに意図をブレずに伝えられる事が選手の成長を確実なものにする為に重要な事だ。本当に時間のかかる世代だが、成長をしっかりと実感させて上げられれば必ず諸先輩の歴史を守りながら新たな歴史を刻んでくれる選手達だと信じている。