7/21(土) FCベルタU-15

reported by 楠本

夏休みを目前に控え行われた本日のゲーム。前節フィオーレ戦から約1ヶ月のインターバルがあったが、その間守備のグループ戦術のトレーニングを積み重ねてきた。相手はU-15選抜の春合宿の際に対戦しており、何名かのキープレーヤーを中心に、しっかりとつないでくる好チームという印象があった。身体能力的にも、体格的にも上回った相手に対して練習の成果をどれぐらい発揮できるかということで特に守備意識を高く持って試合に臨むように話した。

この日は、梅雨の合間の晴天で非常に蒸し暑い1日であったためアップ開始直後に少しダラダラとした印象をうけた。そこで、1度選手を集め、集中するように声を掛けもう1度アップに入った。しかし、それでも集中を欠いた選手が何人か見られたため、予定していた先発メンバーを何人か入れ替えることにした。

試合は攻撃面でボール保持者を追い越そうという意識が強すぎ、縦に速い展開となってしまった。サポートが縦、縦、に急いでしまうため相手マークに付かれた所でパスを無理やり通そうとしてインターセプト、もしくはパスミスを誘発し自滅してしまう。攻撃に人数をかけているが故にカウンターを喰らい、マークが足りないところで慌ててボール保持者にマークを捨ててアプローチした瞬間にフリーになった相手をうまく使われピンチを迎えるということの繰り返しに終始してしまった。何とか最終局面で体を張ったり、GKの好セーブに助けられ1点を守りきり勝利することができたが、迎えた決定機は相手のほうが多かったし、負けていてもおかしくないという試合内容であった。

最終的に勝つには勝ったが、練習の成果を発揮するといった点では、全く良いところが無く残念な結果となってしまった。また、常日頃から選手たちに言っていることであるが「アップで集中していないと、必ず試合も締まりの無いものになってしまう。」まさにそんなゲームであった。中1の選手が大半であるがため、試合に向けての集中の仕方については、未熟であると言わざるをえない。

試合後には選手同士で話し合いを行わせ、問題点を指摘し合い今後の目標を立てさせた。その話し合いの中で
@アップから集中する。
A声と返事をしっかり出す。
B攻守の切り替えをしっかり。
C同じミスを繰り返さない。
の4点が選手から挙げられた。その他にも修正すべき点がたくさんあるが、何はともあれ課題がたくさん出たことには間違いない。これから毎週試合が入ってくるので1週間ごとに1つ1つの課題を克服して、1試合1試合を大切に乗り切っていければ良いと思う。

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