11/11(日) 北区さくらガールズ

reported by 楠本

U‐15にとってリーグ戦後期の初戦となった北区さくらガールズ戦。ガールズ大会では、中1と中2がAとBに別れていた為、このカテゴリーの選手が揃う試合というのは本当に久しぶりであった。10月より諸般の事情から上のカテゴリーでトレーニングを積んでいるが、より高いレベルでトレーニングしている成果が試合の中でどれくらい発揮出来るのかを確かめるために非常によい機会と捉えていた。
結果は、2‐1の勝利。勝つには勝ったが、中学生リーグ初の失点を喫するなど内容は良いものではなかった。原因を探っていくと幾つかの要因が浮かび上がってくる。まず、前期は個人の力と体を張った守備でなんとか勝ってきてはいたが、それはたまたまうまくいっていただけであり、結局は個人の身体能力によって勝っていた。スフィーダのサッカーとは全くの別物である。そこで、夏合宿よりポゼッションやビルドアップのトレーニングに取り組んできた。しかし、他のカテゴリーや選手がそうであったように判断力を上げて目指すサッカーを表現して行くのは時間がかかる上に非常に困難を要することである。困難を要するが故に極めていくことは簡単ではないが、それを1つのスタイルとして確立しているのが上のカテゴリーに当たる。この現実を真摯に受け止め、より一層トレーニングに励まなくてはならないということである。
また、繋ぎに意識が行くことで本来の持ち味だった一対一が甘くなった感は否めない。但し、いつも選手には話しているが結果ばかり求めても次に繋がっていかなければ意味がない。今は、我慢の時期であり、辛抱強く、そして、根気強くトレーニングして行くしかないのである。そして、一試合、一試合成長を感じられるような試合を重ねて行くことが重要である。そう、他のカテゴリーの先輩選手達のように・・・。
育成の面を考えれば、内容は置いておいて、今日も選手全員が出場して経験を積むことが出来たことは良かったと言える。今年は、去年に比べれば中1の出場機会は格段に確保されている。残り二試合、少しでも良い内容を残して行きたい。そして、最終的に結果がどうであろうとそこに固執することなく、目の前の試合、目の前の相手、いや、目の前の瞬間瞬間を全力で戦いたいと思う。それが上達の近道であり、何よりもスフィーダ世田谷のスタイルだからだ。

試合結果に戻る