6/4(日) KASHIMA-LSC(茨城県第1代表)

reported by 川邊 健一

予選リーグ第3節ではすでに決勝トーナメント進出を決めているとは言え、1位か2位かを決める重要な試合であった。相手は前日の試合を1勝1分で乗り切っていたが、この試合を勝てれば文句なしの1位抜けであり、引き分けても2位以内が確定する状況。仮に我々に負けたとしてもすでに勝ち点4を得ていることから得失点差の争いになる可能性が高い。そういう状況を考えれば出来る限り失点を抑え何とか決勝トーナメント進出を決めようと最初から守備的に戦ってくることが予想された。我々は決勝トーナメントが決まっていようが何であろうが目の前の相手と全力で向き合うということに信念を持っている。従って、どういう状況であろうがこの試合で内容のある勝利を目指し戦うことしか考えていなかった。
試合が始まると相手は引いた布陣で戦うことを選択していたことがすぐに読めた。それは想定内の範囲であったので驚きはなかった。我々は今までと同じように相手を攻め倒し常に優勢な試合運びをすることだけ。第1節・第2節で見えた課題を修正することを考え、それ以外の部分には特に修正を加える必要性がなかった。その修正点であるが、ようやく納得できるレベルにまで引き上げることが出来た。前日の出来が悪かっただけに余計良く写ったという部分もあったと思うが、この繰り返しでチームは成熟して行くはずである。決勝トーナメント進出が確定しているという状況の中で高いモチベーションで戦うことは簡単なことではない。だからこそ、ある意味、消化試合とも言えるゲームを高いモチベーションで戦い続けてくれたことには満足している。目の前の相手と全力で向き合う、、、どんな状況でもだ。それがある程度、出来たと感じている。結果として前半は1-0という僅差の得点しか奪えなかったが、問題なのは得点が奪えなかったと言うことだけ。だから、この関東大会で初めて選手達を称えることが出来た。悪くない前半戦だった。
後半に入りメンバーを大幅に変更しリザーブの選手達を一気に投入した。僅差のゲームであり、相手は鋭いカウンターアタックを繰返していたので楽観視できる戦況ではなかったが、私はリザーブの選手達の力も信じている。そう思えるからこそメンバーが大幅に代わっても戦えると確信していた。前半と比較すれば若干ピンチを招く部分もあったが、それでも戦況はほとんど変わることはなかった。十分に良いサッカーが出来ていたし、数々のチャンスを演出することも出来ていた。相手は得失点差も考慮し負けている内容でも自分達の戦い方を変えずに引いた守りからのカウンターアタックを繰返していた。従って、思ったように得点は重ねなれなかったが、それでも後半に1得点し2-0と勝ちきることが出来た。こちらが決定機で決めきれていればもっと点差は開いたかもしれない。しかし、相手はGKを中心とした集中力のあるディフェンスで1試合を通じて守り抜こうとする高いモチベーションがあった。そういう部分では相手の思惑通りの試合だったのかもしれない。だから、今回に関しては相手の高い集中力を認めるべきだと思う。
これで我々は決勝トーナメント進出を決め、当初予定していた山へ入ることが出来た。これが吉と出るのか?凶と出るのかは終わってみて始めて分かる。今は何とも言えないが、私はこれで良かったと信じている。恐らく準決勝まで行けたとしても準決勝で負けた方は4位で大会を去ることになるだろう。当日の気温が高ければ高いほど、その可能性は高くなる。何故なら、こちらの山は負けた場合インターバルがほとんどない。もっと言えば延長・PKと接戦になればなるほど苦しくなる。ただ、まずはその準決勝へ駒を進めることだけを考えているし、準々決勝の河内FCジュベニールも強く警戒している。絶対に簡単な試合にはならないであろう。しかし、私はこのチームの本当の潜在能力を早く見てみたいと強く願っている。その為にはより強いチームと対戦し、ギリギリのゲームをするしかない。だったら1つでも上へ上がるしかない。全国大会出場の懸る難しいトーナメントであり、1つも気を許すことの出来ない状況ではあるが、この難しい状況が今から待ち遠しくて仕方ない。我々は強いチームだと信じている。しかし、全国の舞台での経験がない為、今の自分達の置かれる状況を今一つ理解し切れていない。どこまでやれるのか?どこまで勝ち続けるのか?私達は挑戦を続け、負けるその時までひたすら走り続けたいと思っている。今は目の前に迫った決勝トーナメントを静かに待ちたい・・・。

試合結果に戻る