2/4(土) チアフルなかの合同

reported by Y.楠本

U−14研修大会もいよいよ決勝トーナメントに突入。相手はチアフルなかの合同チーム。SFIDA U−18が3部リーグで対戦している両チーム(チアフル日野・なかのSC)の中学生の合同チームである。
試合は開始3分にゴール前での素晴らしい個人技から先制点を挙げると様々なバリエーションで得点を重ね9−0と勝利することができた。得点シーンに関しては先週の課題に挙がったCKに合わせて奪ったものもあれば、ミドルシュートのこぼれ球にしっかりつめて奪った泥臭いゴールもあり、どれも良いゴールであった。また、途中出場のFWの選手が少ないチャンスを生かし得点という結果を残したのも評価できる。ただ、内容はどうだったか?と振り返ると決して満足のいくものではなかったといえるだろう。相手にほとんどシュートを打たせることもなくボールポゼッションでも上回っているのだが、何か脆さを感じる試合運びなのである。例えば予選リーグの初戦でもあったが、DFラインでのつなぎで絶対に失ってはいけない場面で見せるちょっとしたトラップやフィードのミス。ここまでは何とか大きなミスにはなっていないが、よりプレッシャーの速い相手や抜け目のない相手だったらばどうであろう?事実、現在唯一許した失点は、ここを突かれてのものだった。また、攻めている時間が多いため意識が攻撃に傾きすぎてしまい、守備に入る際の判断の切り替えやポジショニングが曖昧になってしまっているのも見逃すことはできない。攻撃の時のDFや守備的MFのポジショニングが適切であれば、もっと相手の跳ね返したセカンドボールを拾い波状攻撃を仕掛けられたはずである。もし、身体能力のある選手が前線にいるチームが相手であれば、そこに万が一速いボールが入ってしまったらカウンター1発で失点ということも十分ありえる。
更にいえば個々の技術に関していえばこの年代トップクラスであることは間違いないのだが、取られたボールを必死で取り返すといった姿勢や相手を引きずってでもゴールに突き進むといったような迫力が足りないのである。
少し神経質なんじゃないか?とも思えるが、今年こそU−15でも関東に進み全国の地を踏むというのが大きな目標としてあるので万全に万全を重ねて春からの東京都予選に臨みたい。 但し、いざ本番という時になってこれらの課題が噴出してもしょうがない。今は様々な課題が出てくることを幸いと考え、この研修大会で実戦をこなしながら出てきた課題を一つ一つ修正し、関東に、全国に通用する揺るぎないチーム力と自信を培っていきたいと思う。

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