11月5日(土) フィオーレ武蔵野FC
reported by 川邊 健一
北区さくらガールズの後にフィオーレ武蔵野FCの1年生チームと練習試合の機会を与えて頂いた。私達も帯同していた1年生全員の9名と2年生のGKとDFを2名加えた1年生主体の布陣で戦った。普段は練習試合のレポートは書かないのだが、1年生のチームで戦うという稀な機会であったので書くことにした。
1年生チームということでこの試合では確認作業に重点を置いた。スフィーダで活動してきた約7ヶ月間の成長をグラウンドの中で示し、自分達の個性を存分に発揮すること。そして、何よりもこのような稀な機会を存分に楽しむことが重要だと思っていた。私個人としてもこの1年生チームがどういうレベルで戦えるのかは未知数的な部分がありとても楽しみだった。
1本目、選手達の中でも手探りの部分が強かったと思うが、時間の経過と共に連携は良くなっていく一方であった。チームはスフィーダでトレーニングを開始して半年そこそこなのに高いレベルでスフィーダのサッカーを実践しようと努力していた。連携は素晴らしく、現段階での評価としては二重丸を与えてあげたい。1本目唯一の得点シーンも個性とチームがうまく融合したものであり、最高の得点だったと思う。
2本目、1本目よりも更に戦術・組織はスムーズに行えた。グループ間に迷いがなくなり、思い切りプレーを楽しんでいる選手達に頼もしさを覚えるほどの見応えのある内容だった。得点までのパターンも増し4得点を奪うことが出来た。どれも素晴らしい得点ばかりだった。良い所ばかりが際立ち現段階では全てのことを誉めてあげたいと思う。1年生はセレクションを通過してきた選手達なので自己主張することに長けている。自己主張しなければセレクションを通過できないし、自己主張できなければチームや個人に高いレベルでの要求は出来ないのかもしれない。そう考えると毎年課題となるコミュニケーションの部分ではチーム内のどの代よりも優れているような気がする。だから、1年生でここまでのサッカーが出来たのだと感じる。本当に見ていて面白い試合であった。
また機会があれば1年生のチームで練習試合を組みたいと思う。試合後には多くの選手達が『楽しかった』と口を揃え、自分達のプレーに納得している様子が伺えた。先へ期待の持てる頼もしい選手達だと思う。