8/11(木) 慶應義塾大学FCクーリス

reported by 川邊 健一

今夏、初めて第9回目になる尾瀬レディースカップに参加した。この大会は一般〜高校生までのチームが多く、U-15で参加する我々にとっては大人や大学生・高校生チームと対戦できる貴重な大会であると思っていた。スフィーダは中3が2名、中2が4名、中1が12名という中1が最も多いメンバー構成で大会に臨んだ。
その初戦は東京都の3部リーグに在籍している慶応義塾大学FCクーリス。このカテゴリーは中学生リーグに参加しているため、今まで大学生のチームと対戦する機会がなかった。やはり、高校生以上のチームとなると技術レベルが勝っていたとしても身体能力の面で均衡したゲームになってしまうことが多い。そういう難しさは理解していたが、このカテゴリーの技術力には多少の自信を持っている。技術的にはトップチームすら凌ぐものを持っている。従って、身体能力面で劣っていたとしても技術力の高さで、この大会の上位進出を目指していた。大きな選手達を相手にどこまで自分達の技術で勝負できるのか?非常に楽しみな部分が多かった。
試合では明らかに技術的に相手を上回っているものの、最後の局面での強さが足りず相手に守られてしまう。ほぼハーフコートゲームであったと言って良いが、なかなか得点に結びつけることが出来ない。ただ時間だけが過ぎ去り、まさかのドローも覚悟しなければいけないような状況であったが、後半の半ばに中1がGKを交わし待望の先制点を奪う。試合はこのまま終わり白星で1日目を終えることができたが、押し込んでいた割には得点が奪えなかったこと、選手達のゴールに向かう気迫が足りなかったことなど満足の行く部分は少なかった。今のままでは間違いなく予選リーグを突破し決勝トーナメントに進むことは出来ない。勝つことは出来たが、喜びよりも危機感に襲われた内容であった。
このカテゴリーは大きな選手達との対戦経験が明らかに少ない。従って、出来るだけ強いチームと対戦するために決勝トーナメントに勝ちあがっていく必要があると感じていた。強い大人〜高校生のチームとより多くの試合を消化し、経験と自信を植え付けさせる必要がある。何故なら、このカテゴリーにも全日本女子ユース(U-18)選手権大会のメンバーとしてエントリーされている選手が6名もいるからだ。それに後期の中学生リーグや9月に開催される中学生大会ではこのカテゴリーの選手達がチームの中心と成り得る。このカテゴリーのレベルアップはスフィーダ世田谷にとって非常に重要なことだと考えている。
内容は置いておいて、とりあえず勝つことで次への首が繋がったわけだから、何とか翌日の予選リーグ第2節・第3節へ向けて念入りなミーティングを実施し、チームを良い方向に導きたいと考えている。

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