4/3(日) SOCOS FC
reported by 川邊 健一
東京都女子サッカー大会第2節は昨年度東京都1部リーグに昇格を果たしたソシオス。相手は高校生〜社会人という幅広い世代の選手達が在籍する力のあるチーム。東京国体選抜など各種年代の東京を代表する選手達がひしめく非常に連携の取れたチームだと感じている。現段階では私達のチーム力では難しい相手。この試合に関してもどこの時間帯まで失点を食い止められるかが大きなポイントであった。万が一、この試合に勝つようなことがあれば当然、決勝トーナメントに進出できる為、何とか勝たせてあげたいと思っていた。
前半、相手はやはり巧く基本的に終始試合を支配されていた。ただ、相手は小学生の多い私達に対し敬意を表するような戦い方はしておらず、どこか散漫な集中力で試合に挑んでいたように感じている。チャンスを作り出すことすら難しい内容であったが、十分に渡り合えている選手は数名いたし、確認したい部分はほとんど見ることが出来た。但し、力の差があり前半15分過ぎにクロスからヘディングを合わされ失点。0-1で折り返すことになった。
後半、相手の戦う姿勢を見た時に後半は必ずチャンスが訪れると信じていたし、そのように選手達には伝えていた。しかし、この日2試合目ということもあり時間の経過と共に運動量が落ち、速いサポートが出来なくなっていく。サポートのポジション取りが悪いが為にファースパスがずれ、尽くインターセプトされてしまった。まずはサポートに速く入ること、そして、もう少し冷静に戦える経験が必要だと感じた。相手には何本もの決定機を許しも後半も失点は1に留まり0-2で試合を終えることになった。
今回の敗戦は悪くなかった。ソシオスのような強いチームと試合が出来た経験は今後の選手達に大きな影響力を与えると思う。しかし、この敗戦は思っていた以上に悔しいものだった。勝てる可能性の方が明らかに低い挑戦者の立場であったが、あのような試合への臨み方の相手に負けたことが悔しい。力の差がある相手に対しあのような姿勢で戦うことを続けるのであれば1、2年でこの差を覆すことはできる。私達は常に全力でどんな相手とでも戦うことを目標にしている。志の差は将来的に必ず形として現れるはず。確か、3年ほど前にトップチームがソシオスと対戦した時も同じ思いをしたことを覚えている。そして、現在、トップチームは完全に当時の差を覆し大きな力を得た。このU-15世代の選手達も必ず、同じようになる日が訪れる。この悔しさを胸に秘め今後の活動をより高い意識で望んで行きたいと思っている。
今大会は色々な部分で収穫があり非常に充実した大会にすることができた。このような有意義な試合を続けていけば間違いなく強力な力を得られると信じている。今後の選手達に期待したい。