4/3(日) 東京女子体育大学B
reported by 川邊 健一
今大会は全21チームにより構成された大会。今年は例年よりも参加チームが多かったことから予選リーグを行う形式の大会になった。私達はこの大会にU-15のカテゴリでも参加し、受験から復帰してきた選手や新中1年生に試合慣れさせることを目的とし参加した。
予選リーグ第1節は東京女子体育大学のBチーム。Bチームと言っても学年別にチームを組んでいるらしく、このBチームというのは大学2、3年生の選手達による構成であった。また学年別の相手を見る機会がなかったので相手の力は未知数であった。
前半、予想よりも相手の技術能力に個人差がありチームとして連携していないような印象を受けた。但し、相手は体育大学の選手ということもあり、局面局面で競り負ける場面も多々あった。しかし、相手のことよりも自分達の連携面でのミスが多く納得のいく崩しやここまでのトレーニングの成果を感じ取ることは難しかった。新中学1年生は最近チームに合流したということもあり、連携面でのパフォーマンスを求めることは出来ず、やはり個々の能力の確認に終始したという感じが否めない。そんな中、新中学1年生の選手達はよく走り、そして、闘志剥き出しに戦ってくれたと感じている。やはり、個々の能力は非常に高く大きな将来性を感じさせてくれた。ただ、他の選手達からは闘志を感じることが少なく、一部の選手達以外のパフォーマンスには満足感の薄い内容であった。出来ればもっと新中学1年生を引っ張り、戦う姿勢を出してもらいたかった。そんな中、新中学1年生の得点により1点を奪い1-0で折り返す。
後半、大幅にメンバーを入れ替え全ての選手を出場させる。ここでも連携の取れたゲームは出来なかったが、一番の問題はボールを奪った直後のパスの精度である。せっかく、ボールを奪取したにも関わらず、ファーストパスが尽くずれることにより、すぐに守備に終われるようなことが多かった。ここの精度があればもっと攻撃できていたし、もっと楽な試合運びが出来ていたことは言うまでもない。チーム力を考えれば、もっと落ち着いてプレー出来るような感じはあったが、身体の大きな相手に対し萎縮しているような印象を受けている。身体能力の差はあるにしても技術レベルでは私達の方が上回っていた部分もあったのだから、もっと自信を持ったプレー、自信を持った姿勢を見せてほしかった。ただ、今回の試合がU-15としては初試合であったことを考えれば仕方ない部分もあると思っている、これから徐々に調整していけば来年の今頃にはきっと大きな力を得られているだろう想像できる。