12/5(日) 実践女子大学サッカー部
reported by 井山
4部リーグ順位決定戦の初戦はBブロック3位通過の実践女子大学。決勝リーグには行けなかったが、やるからには少しでも良い結果を残したい。選手達からも『絶対5位になりたい。』という言葉が出てアップから集中力が感じられた。
この日不在だった山田コーチから伝えられた事は『攻撃の為の積極的な守備、インターセプトの意識、チャレンジ&カバーの徹底、ワイドな攻撃、シュートで終る、そして120%出し切る』という事。とにかく後で後悔しないようにと、『DFは体張って守る。OFはDFが守り繋いだパスを大事にしよう』と伝えて試合に送り出した。
出だしは緊張気味で動きが固く、攻められ早くも危ないシーンがあった。しかしDFの踏ん張りは凄かった。何本も何本もクリアしたが見方に繋げる事がなかなか出来ず危ないシーンが続いた。それでもそのクリアのうちの1本を、FWが受けドリブルで攻め上がる。そして前半4分、相手ゴール近くでスフィーダスローインとなり、それを受けた中盤の選手がゴール前に送りFWがしっかり決めた。しかしその後も相手の攻撃は止まらず攻められる事が多かった。その原因は、寄りが遅い、カットした後が繋がらない、ボールの落下地点が読めない、攻めへの切り替えが遅いからだと感じた。スフィーダの攻撃は、繋ぎらしい繋ぎがなくFWのドリブル突破が目立った。FWはシュートで終われる事も多くFWらしく感じた。あとはパスとドリブルを使い分けられたら良いと思うが、周りのサポートがほとんどなくFWに任せっぱなしのように見えた。
前半は1‐0で折り返し、ハーフタイムでは上記の原因とFWのサポート、自分のポジションの役割と責任を確認した。
後半が始まり早くもスフィーダにチャンスが来た。またもFWがドリブルで攻め上がり、右サイドからクロスを上げ、それをスフィーダOF陣がボール目指して突っ込む。GKは1度ボールに触れたがOF陣の迫力に押され、しっかりキャッチまで出来ず37分得点となる。その後も五分五分の攻防が続き何度も危ないシーンがあった。相手はしっかり繋いで来るのに対しスフィーダはFW頼みな攻撃。いつ追い付かれてもおかしくない状況だったが、その度にみんなでゴールを守っている感じだった。後半はあっという間に過ぎ結果2‐0。
今日の試合でまた課題が多く見つかった。パスが近くて視野が狭い、攻めへの切り替えが遅い、ボールへのアプローチが遅い、ダイレクトプレーがない、浮き球の落下地点が読めない、中盤が空く、などのことだ。逆に良かった所はコミュニケーションが試合を通じとれていたこと、FWに迫力を感じたこと、ピンチをみんなで守りきって無失点にした事などが挙げられる。
試合前に言った『DFは体張って守る、OFはDFが守り繋いだパスを大事にする』という約束は出来ていたと思う。GK・DF陣は何度も相手のチャンスを潰し、クリアボールが繋がる事は少なかったが、その少ないパスをFWが自分の力で得点に結び付けた。個々の能力が目立った試合だったが、1人1人が勝ちたい!!という気持ちが現れていて、見てて気持ちが良かった。また、休まず練習に来るようになった選手の成長が目に見えて感じられた試合でもあった。内容は難しいものがあったが、ここに来るまでに確実に成長が見て取れる。個人 ・チームの向上を感じながら次節の戦いにも全力で戦いたい。