11/7(日) FC ELLE★S東京

reported by 山田

東京都女子サッカーリーグ4部リーグ最終節。相手はFC ELLE★S東京。最終戦を残して1勝2敗2分という成績であったため、又、順位決定戦を視野に入れた上でも重要な1戦であると考えていた。この試合に勝利することで順位決定リーグの3位・4位グループに入る可能性が高まることを事前から選手達にも伝え、約1ヶ月ぶりの試合を全力で戦うという共通意識を持って望んだ。
試合のない空白の時期に基礎技術を徹底的に見直したことでチーム力を底上げし、あとはいかに試合で発揮できるかどうかが課題であった。基礎技術の底上げをすることでこれまでの戦い方に精度と自信を加算し、今シーズンをどう締めくくるかが現在のチームとしての最終目標である。
開始早々、2トップを中心に相手ゴールへ迫り、続けて中盤、サイド共にパスワークと積極的な仕掛けからシュートを放つがなかなかゴールへは結び付かなかった。相手が9人ということもありボールに対するプレッシャーが薄く、スペースも空くため比較的自由にプレーできた。結果、相手ゴール前に人数を多くかけることができた。前半は攻撃に意識が偏ってしまい、攻撃から守備への切り替えが遅れるのが目立ったが、特別ピンチになる場面はなかった。得点はほとんどが個人の突破だったが、時折パスワークからの崩しを見せ『止める』『蹴る』の基礎技術の向上が伺えた。
後半に入って足が止まってしまい、序盤受身の出だしとなったが流れを変えたのはやはり個人の突破であった。サイドからの展開を指示し幾度となくクロス・シュートを放ったがFWは結果を出すことが出来なかった。半ばから選手を移動させ、新たなポジションで試すとここから得点を重ねることができた。
終わってみれば9−0の快勝ではあるが、個人の課題は多く残った試合であった。まずはFWの得点力、中盤のコミュニケーションと展開力、サイドからの効果的な攻撃が大きく挙げられる。しかし、一方では1試合9得点を挙げた自信と1年生の成長が先のリーグに大きな力として繋がると言える。
本望ではないが他力本願で順位決定リーグのグループが決定する。結果がどうなろうとも目標を持って1戦1戦を全力で戦うことを目指して行きたいと思う。

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