6月20日(日) FCチャレンジ
reported by 山田
東京都女子サッカーリーグ4部リーグの初戦。相手はFCチャレンジであった。カテゴリー3としては初の公式戦であり、大人の相手と60分戦うという経験も無いままのスタートとなった。
スタメンは従来通り、出席を重視したものだったがサブの選手達にもチャンスが巡ってくることをミーティングで伝えた。
前半序盤から流れは明らかに我々にあり、ショートパスとロングパスの使い分けのイメージが付いてきたように思えた。特に流れを掴んだ要因としては個々の守備の意識が高く保たれていたことと、コミュニケーションを常に取り続けた結果だと言える。今年に入ってからメインテーマとしてきたことが初の公式戦で表現できたことは高く評価したい。
ハーフタイムでは選手にゴールを目指したプレーを要求。前半で攻め疲れたところもあり、0-0の状態から早くリードしたかったが、守備に関しては引き続き厳しくプレッシャーをかけるように伝えた。
後半に入っても7割方試合を支配していたものの時間の経過と共にお互いにカウンターを警戒しあう展開になり攻めきれないまま試合終了となった。
この試合を通じ、高い守備意識、コミュニケーションを密に取り合う試合内容としては非常に良かったと振り返られる。特にチーム全体のムードは高いものがありトップチームをも凌ぐのではないかと思われた。しかし、その反面、フィニッシュの精度の低さからに自ら苦しい展開を作ってしまったこと、勝ち点3を取りきれなかったことは後々致命的な要因になるのではないかと考えられる。
まだ1節が終わったばかりであるが、残りの試合数は5つのみである。数少ないリーグ戦をどのように乗り越えていくかは未知数な部分が多いチームであるが、未知数な部分が多いだけに多くの希望や期待も持っている。今回の1節で見せたチームとしての戦いを次も行うことが出来れば必ず勝てると信じている。とにかく1戦1戦を大切に戦って行きたいと思う。