4/3(日) FC サラマンドラ明正
reported by 山田
今回の練習試合は10人制20分ゲームという変則マッチであったが大きく2つのテーマを掲げて望んだ。前提には17日に始まる中学生大会へ向けての重要な基準がある。
それは、
(1)新中1年生の適性を見極める
(2)春休みでのトレーニング(主にパス&コントロール)の成果を試す
という2点に焦点を絞った。
システムは3-4-2の形を取り、特に守備の場面ではボールと逆サイドのサイドハーフが3バックに加わること。
攻撃陣は2バックになり積極的に攻撃参加することを伝えた。
スタメンなどのメンバー編成は日常の出席状況を最優先し、また、GK不在であった為、当日の遅刻者や出席率の低い選手をスイーパーの役割を兼ねて出場させた。
1本目、気持ちが入っていなかった選手達は年明けから行ってきた1対1の守備、仕掛けが全て出遅れる状態であり、また、3バックが孤立してしまい幾度となく攻め込まれる展開が続いた。
この状況下に至るとコミュニケーションを交わすことができず、個人の対応も間に合わずGKの1対1から失点。その後、同じく1対1の場面から同点となった。
2本目、ハーフタイムにて今自分達に何ができるのか?勝つ為に何をしなければいけないのか?先輩部員のすべきことは何か?と要求しメンバーも現段階でのフルに近い布陣で送り出した。
1本目とは打って変わり、コミュニケーション、守備のアプローチスピード、ショートパスでのつなぎなど普段と同じ程度の力を発揮することができ、
中央からの突破、サイドのオーバーラップからのクロスからチャンスを増やし、3-1のスコアとなった。
最後の20分ゲームは中2の選手と中1の選手で編成した。
勝利に至ることはできなかったものの慣れないポジションで積極的に要求、チャレンジできた選手、もう少し時間をかけて適性を図りたい選手など個人に多くの発見ができた。
総括になるが、1本目に『気持ちが乗っていなかった選手』とあるが、この日は特に先輩部員の『選手』としての自覚、責任感の薄さに失望させられた1日でもあった。
これまで準備や挨拶、行動を全て前へ習えで行ってきたということが如実に出たように思う。
今年1年間のカテゴリーを自ら決定し、努力することも個人においては大事だと思う。
しかし、サッカーはチームで行うもの、ピッチ上で各個人が自分のことだけを考えているうちは試合に勝つことはできないだろう。先輩部員達にはこのことをよく考えて欲しいと思う。