9/26(日) 青梅ストロベリー ●0-7(0-3、0-4)
reported by 川邊健一
東京都女子サッカーリーグ中学2部リーグ第6節 vs青梅ストロベリーFC。ガールズU14大会覇者である強豪チームとのリーグ戦は上位に食い込むために負けられない相手であった。
数回のトレーニングマッチで胸をお借りした際には、ボールを奪う事が出来ずに始終DFをしていた記憶しか残っていない。修徳戦での大敗から選手が何を感じ、それを表現してくれるか非常に楽しみにしていたが、一度見失ってしまった自分達のサッカーを取り戻すには時間が足りなかった様だ・・・。
局面での競り合いから逃げる、状況を無視した個人プレー、課題を無視したリアクションプレー・・・そんな姿勢に苛立ちを覚え、U-13活動開始以来、初めて前半途中で選手交代を行った。公式戦後にTMが組まれている事を加味しての決断であったが果たして選手達に僅かでも伝わってくれたか・・・。
試合はスフィーダのリズムになる事が一度も無いまま0−7の惨敗。スコア展開は修徳戦と全く同じであったが内容は更に悪かった。
技術や戦術といった格好の良いものではない、そんなことよりも最も重要なものが選手達には欠けていた。ただ、それを試合中に修正できる術を私は持っていなかった。
ひとつひとつの指示は果たして選手に届いているのだろうか、何かきっかけになる言葉は無いだろうか、そんな自問自答を繰り返し、結局答えは出ないままタイムアップ。
重症である。
トレーニングマッチまでの僅かな時間に再度言葉を投げかける。修徳戦後、青梅戦前、ハーフタイムに続き4度目となる「同じ話」は、ひとつひとつの言葉に更に思いを込めて語りかけた。ピッチに立つ者としての最低限の資格・・・それを持って欲しい。願いはそれだけである。
迎えたTMではようやく出口の光が見えてきた。相手の力は公式戦より落ちるがそれでも価値ある4得点をあげることができた。20人全員がピッチで躍動してくれ、止まった歩みを再び踏み出す事が出来た。
ガールズ大会三位決定戦、リーグ戦とまだまだ強豪との試合が控えているが更に先を見据え、このTMをターニングポイントとして進むべき道を進みたい。