9/4(土) 吉祥女子中学校A ○2-1(1-1、1-0)
reported by 楠本洋平
東京都ガールズ(U-15)サッカー大会二回戦vs吉祥女子中学校A。大半が3年生で構成され、非常に戦い難い相手だと予想していた。ガールズU15大会は中学生活最後のトーナメント戦であり、各チームこの大会を最後に引退する選手も多い。この「最後の大会」に懸ける3年生の思いは強く、どの試合も気持ちが入った熱戦が繰り広げられている。
この「大会に懸ける思い」は1年生の我がチームには到底理解できるものではなく大きな差となって試合内容に表れる。それを跳ね返す事が出来るか?そして勝利という結果を目指しそれを手にした時、恥じる事無く勝者に値する試合を展開できたと言う事が出来るか?精神論ではあるがこの事をテーマに試合に挑んだ。
当然細かな狙い、チームとしての方向性は日頃の練習通りだ。
予想通り序盤から相手の攻勢に押し切られリアクションプレーの連続となった結果、勢いに呑まれたまま先制点を奪われてしまう。
ポゼッション、ビルドアップ全てにミスが伴い流れを掴む事が出来なかった。しかしバイタルエリアまで侵入すればこちらにもチャンスは幾度となく訪れた。相手の攻撃を真正面から受けてしまった為、DF陣が落ち着けなかったのも苦戦の要因であった。
相手DF陣の粘り強い守備に何度も跳ね返されたが前半の内に同点に追いつく事が出来たのは大きかった。
後半の立ち上がりに逆転に成功し試合の主導権を握り返す事が出来てからはスフィーダの目指すサッカーの片鱗を垣間見る事が出来たように思う。2点共に個人技からのゴールに見えるが、チーム全体が狙いを共有しその積み重ねが生んだゴールであった。
辛くも逃げ切り勝利を手にする事が出来たが、どちらに転んでもおかしくない試合だったと言えるだろう。「勝ちたい!」と願う気持ちがほんの上回った結果だ。
そして勝者として恥じる事のない試合を展開できたと思う。
今日の改善点を修正する時間も無く、BEST4進出をかけた戦いに挑む。
相手はU14が惨敗を喫したフィオーレ武蔵野U14。
フィオーレU13は1回戦で惜しくも敗退したもののU15が強豪十文字学園を破りチーム全体が勢いに乗っている。中学2部リーグでの対戦も残すこのチームに何処まで戦えるか?全力で挑戦したい。