8/28(土) 調布ステラ ○14-0(7-0、7-0)

reported by 楠本洋之

東京都ガールズ(U-15)サッカー大会一回戦vs調布ステラ。相手はスターティングメンバーの半分が小学生というチームであった為、選手達には試合前から力の差を伝えていた。その上で全力を出し切れるか、個人プレーに走らずにチームとして戦えるかをテーマに試合に挑んだ。
前半はチーム全体が狙いを共有できていたものの、プロセスに対しての取り組みが甘く単調な攻撃を繰り返してしまう。しかしネガティブに捉える必要はなく、ボールホルダーが狙った部分に受け手が走っていない為にDFに一度戻すという新たな選択肢を理解できていた事を発見出来た事が良かった。
という事で、受け手に対して動きだしのアドバイスを送るが、形になった頃には前半の終了が見えていたのは少し残念だった。もっと積極的にトライして意味ある失敗をして欲しい。

後半は攻撃のバリエーションが非常に豊富で、前半メンバーが感じた修正点を後半メンバーで形にしてくれた。一試合を通してシュートのミスが目立ったがここ数試合で感じている「得点者に偏りがない」という事が、より良い状態の選手にパスを供給出来ている事の表れだろう。

前後半共に7−0というスコアは少なくともリーグの開幕戦より進歩していると感じた。また、選手たちは最後まで手を緩める事無く戦い切ってくれたことも良かった。

そして二回戦へ向けて修正点が明確になった事が最大の収穫であった。この事について少し触れておきたい。
合宿前までは、試合中で瞬間瞬間の判断、閃きでしかプレーしておらず全てがリアクションのプレーだった。しかし今は考え、判断をする為に僅かではあるがアクションを起こしている。これにより意味深いミスが発生し修正に取り組めている。「現象」が起きなければ課題の抽出が出来ない為、私としては非常に意味あるミスを連発してくれている事に手応えを感じている。
二回戦、三回戦は連日開催になる為、早速修正に取り組み、より成長した姿で一つでも多く勝ち上がっていきたい。当然の事ながら、修正を的確に行う私の手腕に「結果」を求められるが・・・・・・

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