7/17(土) FC駒沢女子 ○1-0(1-0、0-0)

reported by 楠本洋之

東京都女子サッカーリーグ中学2部リーグ第2節 vsFC駒沢女子。説明不要の好敵手であると共に色々な意味で敗戦の許されない相手。
開幕戦の内容が悪かった上、雨天で練習が削られてしまった中で迎えた一戦だったが、この強豪から是非とも勝利を収め、開幕2連勝で波に乗りたいのが我々の思惑だ。

ゲームプランは、ミドルシュートでリズムを掴み、早い段階で先制点を奪って主導権を握る。相手のリズムの時はFWの位置を低く取り、数的優位でボール奪取しリズムを引き寄せる事を目標とした。

前半12分の先制点まではプラン通り進んだ・・・が、その後失点によってスイッチの入った相手の鋭い攻撃は予想を超えていた。体格差、スピード差は大きく失点も時間の問題と思われた。
しかし更に予想を上回ったのが、スフィーダの守備だ。守備戦術と表現できるほど格好の良いものではないが、ボールホルダーに対し即座に2,3人で囲み仕事をさせずロングボールに対してはGKの判断が当たっていた。ボールを奪ってからのポゼッションも相手とうまく噛み合い徐々にリズムを取り戻した。

一進一退の攻防と良く表現されるが、正にその表現が当てはまる内容のまま試合終了のホイッスルを聞く事になった。勝敗を抜きに非常に見応えのある試合だったと思う。
勝敗を分けた要因はまず、相手にとってはこれが開幕戦でありチームとしてのリズムを失点するまで掴めなかった事。次にスフィーダは今節の直前にトレーニングマッチを行いチームとしての狙いを明確に出来ていた事。最後に攻撃のポイントとなるパスの配給をDFラインの選手が行っていた事。
以上の3点が上げられる。

特に攻撃のパスの配給についてはDFラインが奪ってから一度縦パスを入れる為、ポゼッション開始の位置が高めに取れ有効なビルドアップに繋がった。この事は今後に大きく繋がることであり目指すサッカーの大枠が選手達にも見えたのではないかと思う。

この勝点3は非常に大きい。次節、リーグ前期の最大の山場を迎える上である程度の試合を展開できたことは自信にして良い。すぐ迎える第3節は更なる好ゲームをお見せしたい。

試合結果に戻る