ゲーム分析レポート
9/3(土) プレナスチャレンジリーグ2011EAST 第12節
reported by 川邊 健一
日本体育大学 | 0 1 |
前半 後半 |
1 0 |
スフィーダ世田谷FC | ||
#26 大友 彬乃 |
得点経過 2min 77min |
#7 森 仁美 |
||||
12 | シュート数 | 16 |
第3クール第1戦を落し、第2戦を迎えた今節。内容云々ではなく、とにもかくにも勝利だけを目指そうと選手達には伝えていた。1つでも順位を上げる為に、絶対に負けられない一戦であり、これまでのトレーニングを振り返れば、勝利に期待を寄せられる内容だった、と言える。
前半、開始早々に押し込みCKから得点を奪った。早過ぎる得点とも考えられそうであるが、それは関係ない。良い形で先制点を奪う事が出来、相手が乗り切る前に流れを引き寄せられたことは良かった。その得点で、流れを掴み、ゲームを支配し、ほぼ一方的な展開で試合を進める。しかし、数ある決定機を尽く外し続け、結果的に1-0で折り返す。相手にもシュートは打たれていたが、カウンターアタックでゴールに迫り、遠目から打たれる形が多かったので、さほど失点の危険性は感じていなかった。
後半、先週の仙台の試合と比べれば湿度が高く、蒸し暑かったこともあり、後半に足が止まるだろうと考えられた。しかし、試合を支配し続けていれば、相手の消耗の方が早く、体力的に不利な状態には陥らないだろうと考えていたが、相手の鍛え方は、私の考えなどを覆すだけのモノがあった。徐々に中盤が間延びし出すと、セカンドボールを拾われ、鋭いカウンターアタックを受けることが多くなる。危険なシーンが増えてきた矢先、バイタルエリアに侵入した相手SHが前に出ていたGKの頭を越えるロングシュートを放つ。それが失点となったが、プレッシャーののかからなくなった中盤ではあったもののGKの位置を良く見て打った判断と技術は素晴らしかった。
何とか勝ち越し点を奪うべく、最後まで決定機を演出したが、それでも相手GKを中心としたDF陣の粘りに屈し、1-1のドローという形で試合を終えることになった。
今節引き分けたことにより、前半戦終了時点の2位に辿り着くことは極めて困難となり、上位戦線から離脱することとなった。勿論、可能性がないわけではないので2位を目指して闘って行くが、現実的には残り全試合で勝利を収めても得失点差の関係で3位というのが現実的なところだろう。
最終的な順位は終わった時に分かるとしても、今回は目の前の勝負に勝ち切れなかったことに問題感じた。私も選手達も手を抜いていたわけじゃないが、今回の内容から目を背けるわけにはいかない。真摯に受け止め、自分達に力が足りなかったことを認め、次節までに少しでも勝てる力を養えるように努力しなければならない。
今回も多くの方々に応援して頂いたにも関わらず申し訳ない気持ちでいっぱいです。狂った歯車を通常の位置に戻すべく、引き続きベストを尽くして参りますので次節も応援して頂きたいと思います。