ゲーム分析レポート

7/2(土) プレナスチャレンジリーグ2011EAST 第10節

reported by 川邊 健一
AC長野パルセイロ 0
0
前半
後半
1
2
スフィーダ世田谷FC




得点経過
8min
61min
74min

7 森 仁美
2 福原 菜緒
8 田中 真理子
7 シュート数 9


プレナスチャレンジリーグ第10節AC長野パルセイロレディース。JFL所属のトップチーム(男子)をピラミッドの頂点に、Jリーグを目指し活発な活動を行っている組織のレディースチーム。ホームグラウンドの南長野運動公園は素晴らしい施設であり、気温こそ高かったものの最高のピッチにご招待頂けたことに感謝している。
ゴール裏に陣取る本格的なサポーターなども見応えがあり、私達の組織が見習うべきところが多いチームだと感じた。




試合は、ビルドアップの開始となるDFと前線が噛み合わず、自分達のやりたいサッカーが出来ない展開。前回とは相手の布陣も異なり、修正を施されていた。ただ、私達も前期最終節を勝って終わりたい気持ちは強い。何故なら、ここで勝利をもぎ取れれば、暫定ながら単独2位に浮上するためだ。首の皮一枚で上位戦線に食い込んでいるからこそ、ここを落すわけにはいかず、もっと言えばチャレンジャーの我々は、前期終了時点でどこに着けているかによって、後期の闘い方や目標設定が大きく事にも繋がる。
先にも述べたように、かみ合わせが悪いものの、開始8分に相手ビルドアップミスから#15→#7森と繋ぎ、見事に先制。その得点で、試合がだいぶ楽になったが、後半になっても、私達の良さを出せるシーンが多くなかった。前回の試合よりは向上している部分が多々あるものの、まだまだ通用していない技術も多かった。
前半終了間際に#15の負傷交代などがあり、若干ゲームプランとは異なる闘いにならざるを得なかったが、後半も2得点し、勝負を決定付けられたことは良かった。




前期終了時点で暫定2位に立てた(翌日の結果で単独2位浮上)。初参戦のリーグということで手探りで進んできたが、悪くない結果だと思っている。しかし、何度も言ってきた通り、首の皮一枚で上位戦線に生き残っているだけであり、私達が中断している期間、他のチームは未消化の試合を消化したりするので、その結果次第で抜かれる可能性が高い。それでも9試合という約3分の2を終えた時点で2位に着けられている事実は出来過ぎとも言える。
私達は今の満足感よりも、危機感の方が遥かに大きい。今のままでは後期の暑い時期に、どんどん順位を下げ、最終的に4位あたりに落ち着くのが現実的なところだと思う。そうならないように、この中断期間をどのように活用し、チーム力を最大限引きだせるかが私の重要な役割だと思っている。


最後になりますが、今回も長野まで駆けつけて下さり誠にありがとうございました。一次リーグは中断しますが、中断明けは更に質の高いサッカーを披露できるよう準備を進めて参ります。後期も応援宜しくお願い致します。
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