ゲーム分析レポート
6/19(日) プレナスチャレンジリーグ2011EAST 第8節
reported by 川邊 健一
ノルディーア北海道 | 0 0 |
前半 後半 |
0 3 |
スフィーダ世田谷FC | ||
得点経過 79min 85min 87min |
7 森 仁美 11 永田 真耶 7 森 仁美 |
|||||
6 | シュート数 | 23 |
プレナスチャレンジリーグ第8節ノルディーア北海道。第2クールに入り、2度目の対戦となる。1回目の対戦では、ホームに迎え4-1と勝利を収めることが出来たが、2度目の対戦は極めて難しい。相手に分析されていること、対策を練られること、など初対戦の時とは異なる部分が多い一戦。
更に私達は、今節まで上位チームに首の皮一枚で追いすがっているだけに、ここでの敗戦あるいは引き分は上位戦線から離脱する事を意味する。毎試合同じではあるが、この試合は特に落せない一戦だと考えていた。
第8節スターティングメンバー |
主将#14田中麻里菜復帰 |
相手に分析されているであろうことを想定していたこと、新たな可能性を見出すこと、を理由に今節は思い切った変更を試みた。選手の配置・システムを変更したわけだが、即席の割にはチームが私の求めている事を表現しようと努力し、内容として示してくれたと思う。
攻撃に移った際の幅と厚み、ショートカウンターとポゼッションの使い分けなど、機能していたモノが多くあった。しかし、だからと言って得点が奪えたわけではない。事実、決定機を逃してしまい前半は0-0で終了。
後半に入り、相手のプレスがハマり始めると、次第に流れは相手に傾き、約15分程度苦しい時間帯があった。相手の鋭いカウンターアタックの餌食になりそうな瞬間もあった。どこかで1点もぎ取れれば主導権、勝利共に手にすることが出来ると考えていたが、なかなか得点が奪えず、チームは勝利へ焦り始めてしまう。ゴールへ最短距離を進もうとする攻撃は相手に読まれ、ボールを失い、カウンターを食らう、、、悪循環ではあったが、攻撃のバリエーションを増やす指示をすると、すぐに結果に結び付く。半ば強引にゴールへねじ込んだ得点ではあったが、その得点でチームは冷静さを取り戻し、8分間で3得点を奪い勝利を手繰り寄せる事が出来た。
自分達の首を絞めた闘いとなってしまったが、相手も前回より明らかにレベルアップしており、チームとしても完成度が上がっていた事を考えれば内容・結果共に悪いものではなかったのではないかと思う。結果を得た事が全てではあるが、新たなチャレンジで成果を挙げられたことも見逃せない。色々な部分で成果のあった試合であった。
左SBで出場#4岡田あやめ |
今日は初のMFで出場#20山本摩也 |
今節で勝利を得たこと、日体大×アカデミー福島の結果から
2位日本体育大学
3位JFAアカデミー福島
4位スフィーダ世田谷
と若干順位に変動があった。
私達は4位という事で順位は変わらなかったが、この3チームは勝点13で並んでおり、得失点差の関係で今節終了時の結果としては4位という形になっている。
常盤木学園さんを含めたトップ3の牙城を崩すのは簡単な作業ではないが、今のところ背中が見えている状態なので、次節アカデミー福島を迎えたホームゲームを勝利で飾り、1つでも順位を上げたいと思っている。
最後になりますが、北海道まで応援へ駆けつけて頂き誠にありがとうございました。また差し入れも助かりました。次節、アカデミー福島さんとのゲームは、私達がチャレンジリーグで身に付けてきたものを確認出来る機会と考えていますので、引き続き応援のほど宜しくお願い致します。